2003年の
monologue

◆◆◆

2003/12/31

バイク乗りは、何故、マフラーを交換するのだろう。
煩いだけじゃないか。周りに迷惑をかけることないじゃないか。
バイクに乗らないひとはそう思うかもしれない。


しかし、


排気ガスは、いわばエンジンのおならだ。


腹にチカラを込めて、
盛大に『ばばばっ』とやらないと、生理的に気持ち良くないし、
がまんは身体にも良くない。
それに、静かなのは、とても臭い。


エコカーは、その匂いすら虚飾する術に秀でた、
すかっ屁のスペシャリストである。


気付かずに嗅がされるのと、
自分の意志で嗅ぐのを拒否できるのと、
貴方はどちらを選択するか。


人間としての自由と尊厳と意志の問題なのだ。

◆◆◆

2003/12/23

久しぶりにジョギングをした。
すっかり身体がなまっていたので、とてもきつかった。

走りながら、このところ僕の身の回りに起こった出来事について考えた。

じっとしているより、身体を動かしている方が、
僕はきちんと物事を考えられる。
最近、人と会うと重い話題ばかりなので、
ひとりで落ち着いてものを考えたかった。

考えたからと言って、ちゃんとした答えが出る訳でもない。
追い詰められると僕はいつも思考停止してしまう。
ただ嫌なことがが過ぎ去るのを待つだけの存在になってしまう。
ここだけはいつまでも成長しない。


壁があった。
もう少し話し合えていたならと思う。
話し合えたなら。


だけどそんな余裕はとてもなかった。

◆◆◆

2003/12/22

昨日はお休みだった。

したいことはたくさんあったのに、
気がつくと漫画喫茶で
「ピューと吹く!ジャガー」を全巻読破していた。

携帯には、迷惑メールがぽつんとひとつ入っていた。
誰も喜ばないことに費やされる努力。

だめだめだ。

少し、泣けた。

◆◆◆

2003/12/20

明日は休みだ。
したいことはたくさんあるんだ。

久しぶりに布団を干そう。
念入りに部屋の掃除をしよう。
窓も外してきれいにしよう。

いつもの公園をジョギングしよう。
ミル挽きのコーヒーを煎れて、美味しいコロッケパンを食べよう。

オーディオのスピーカーの配置換えをしよう。
買ったまま聴いていないCDをゆっくり聴こう。
図書館から借りていた本を返そう。
年明けに読む新しい本も借りてこよう。

刀のキャブを冬向けのセッティングにしておこう。
乗らないまでもせめてエンジンをかけてあげよう。
HPもちょっとだけ更新しよう。

倦怠期の彼女に電話をかけよう。

少し落ち込んだら、雲ひとつない冬の透明な空を見上げてぼーとしよう。
何より朝は、二度寝の幸せを噛み締めて、惰眠をむさぼろう。


僕は速やかにそれを遂行する。


ただし全力でも、せいぜい半分しか実行されることはない。
優先順位のトップは一番下だと思う。

◆◆◆

2003/12/16

今朝、通勤電車で、
たまたまトイレのある車両に乗っていたのだが。

ちょっとキレイな女の人が僕に会釈して入り、
閉じた自動ドアに、僕のコートのベルトが挟まってしまった。
しかも、バックルの方が向こう側。抜けないよ。


ごとんごとん。


あの。


なんか長いんですけれど。


ごとんごとん。


何をしているのですか?
何をしているのですか?
何をしているのですか?


まさか、ちょっと開けてくださいと言う訳にもいかず、
お姉さんがはればれとした顔で出てきた時には、
降りる駅をふたつほど通過していた。


何も言わないよ。
それが僕って人間。それが僕のできたこと。


よせよ、僕が泣いているなんて、誰にもわかりっこないさ。

              R.E.M. "imitation of life" 


どうってことないよ。
それもこれも、所詮は虚構の人生。しくしく。

◆◆◆

2003/12/13

友達の結婚披露宴に行ってきた。

二次会でビンゴゲームがあって、
かなり早い段階でビンゴを揃えることができた。
景品はくじびきで決められる。

僕が引いたのは、



イチローのサイン色紙

どん。




絶対ホンモノじゃないだろうとは思っていたけれど。


人は大きく
心はまるく
腹は立てずに
気は長く


と書いてある。
奴の会社の一郎専務の色紙である。



とてもうれしくない。


◆◆◆

2003/12/08

バイク屋の忘年会でクドーさんからイイ写真を貰ったので、
そっけなかったabout meにUPして、
紹介文を少し加筆した。

書いているうちにだんだん自分に自信がなくなってきて、
なんかもう死にたくなった。

極めて客観的に見て、
僕は5年前と殆んど変わっていないじゃないか。
あまりの成長のなさに唖然…。


○l ̄l_


(↑新しい芸風らしい)

◆◆◆

2003/11/22

「ティッシュを配りは、やりがいがありますか?」

「一生懸命やっていると、誠意が伝わるような気がします」

–––

あのCM、好きじゃない。
あまりにもしらじらしくて、欺瞞的だ。

ティッシュ配りは学生時代に居酒屋のバイトで経験がある。
ものすごく嫌だった。

そもそも僕は対人恐怖症で、
バイトの癖に厨房オンリー、
ホール絶対拒否という勘違いな青年だった。

そのせいか街中でティッシュ配りに会うと、
暗い痛い青春を思い出して憂鬱な気分になる。
若くてかわいい女の子が笑顔で配っていても、
嫌々やっている胸の内が透けて見える。
悪いとは思うけれど、差し出された手を取ってあげることは滅多にない。

しかし、ある日、
管理職のおっさんらしい人がティッシュを配っていた。

ロマンスグレーの頭髪をきれいに撫で付け、
品の良いスーツを着て、
これが日本の営業職ですと言わんばかりの
曖昧な微笑みを浮かべながら。

そうなんだ。
こういう仕事は、年配の管理職が率先してやることで、
部下が付いてくるんだよ。
迂闊にも少し感動しちまったさ。

ぱりぱり、ちーん。

感動を反芻しながら、成果物を確認。

◆◆◆

2003/11/19

僕は煙草を吸わない。吸ったことがない。

–––

高校の頃、ちょっと悪い連中は
既に背伸びして煙草を吸い初めていた。

彼らと合わせようという気にはならなかった。
隠れてトイレとかで吸った挙句、
見つかって教師に呼び出されるなんてカッコ悪い。

廊下で、並んで正座させられている彼らを、
内心せせら笑っている僕がいた。



僕は煙草を吸わない。

だから、喫煙室には入れないし、入らない。



サラリーマンにとって、
喫煙室は憩いの場であり、コミュニケーションの場でもある。
(ビジネスチャンスも多少はあるかもしれない)

今、彼らは個室を手に入れて仲間と談笑し、
僕は独り寂しくトイレに閉じ篭もってうなだれている。
仕事が行き詰まってどうしようもなくなった時、
僕の避難場所はそこしかない。


用を足す訳ではないのに、便宜上ズボンも下ろして。


何だかとても複雑な気持ちになる。

◆◆◆

2003/11/16

現在は殆ど使っていない旧いMacを、
誤って蹴飛ばして、電源を入れてしまった。

この中には、昔のホームページのコンテンツが入っている。

最も違うのは、「カタナ月記」だ。
現在は備忘録、兼、作業報告書みたいになっているが、
以前はエッセイ形式だった。

毎月良くこんなに書いてたなって思うくらい文字が多い。

文章が拙いのは変わっていない。
読み返してみると、あまりに痛々しくて、
今更また公開する気にはとてもなれないけれど、僕個人としては懐かしく楽しめた。
そうそう、あの時はそんな感じだったって。

僕が初めて刀に乗ったときのインプレ。


少し遠目のハンドル。
普通に走っていても常に車重を感じる乗り味。

ブレーキはぐんにゃりしていて、やる気が全く感じられない。

エンジンだけは比較的元気で、
「がごー」と突進しようとするが、音の割にたいして前に進まない。

4,000rpm前後ではエンジンの振動にフロントカウルが共振して
「びいいいい」と音を立てる。

この安っぽさにちょっと情けなくなった。


そんなバイクと、もう6年近く付き合っている。
まだまだ乗ると思う。


だけど刀は、いつだって全身で、

「俺は、刀だぜ」

そう語りかけてくるんだ。


そうそう、そんな感じ。

◆◆◆

2003/11/14

訓練された軍人は、殆んど寝ずに、
常人より遥かに優れた任務をこなす。

一週間同じ服を着続け、骨まで凍える寒さと極度の疲労に耐えながら。

何故、そんなことが可能なのかと言うと、
肉体的、精神的に優れていることは勿論、
彼らは本当の意味で休息を取ることができるからだ。

脳が快復するのには、一日40分程度ぐっすり眠れればいい。

彼らは命懸けの状態に身をさらすことで、
いざと言う時に完全な睡眠をとることができる。

               〜Dave pelzer著 "Help yourself"  より


睡眠が40分で済むのなら、一日5〜6時間寝ている人は、
年間約7,300時間も余分に使えることになる。


「完全な睡眠」


なんて素晴らしく美しい、魅惑的な響きだろう。
僕も真似してみた。


通勤電車の中で、超集中して40分寝た。

昼休みは昼食もそこそこに、完璧に40分寝た。

帰りの電車の中で、真剣に40分寝た。


そして寝過ごして終電を逃し、タクシーで帰った。
タクシーの中でも寝た。


そして何も快復していない。



完全な惰眠。


◆◆◆

2003/11/09

11月5日午前8:45頃、
大崎駅に向かう山手線外回りの車内で、
テロが計画されていた。

都合に良い思想に凭れて、
自身のアタマで考えることを放棄し、
自我の喧伝のために、人の人生を踏みつける恥ずべき行為がテロだ。
そこに人間の尊厳と呼べるものは何もない。

どんな歪で失敗だらけの人生にも、ささやかな幸せがある。
どれ一つとして、ないがしろにされて良い理由はない。

テロリストの活動にも理由があり、
自分たちこそが被害者で、
救われるべき存在だと信じているのだろう。
だが、その歪つな価値観に共感するのは難しい。

暴力の矛先は、いつも弱いものに向けられる。

不幸ならば、幸せな人に手を上げることが許されるのか。
殴られたら、殴り返すことが正義なのか。
仕返しというのは、往々にして、ちょっと余分に行なわれる。
相手に二度と舐められないために。

憎しみの連鎖が終わりのない暴力を紡ぎだす。

–––

毒ガステロを企てていたのは、
おなかを壊した僕であり、
食い止めたのは正義の括約筋でそれに立ち向かったこの僕であり。

◆◆◆

2003/10/20

僕のささやかな特技は、マッサージである。

昔、怪我をした時に接骨院に通っていて、
リハビリついでに曲がっていた肩や腰まで直してもらった経験が生きている。
それに自分も肩凝りなので、
この辺をこうすれば気持ち良いとか、結構わかるのだ。
(あくまで素人レベルでの話だけど)

弟は腰痛もちで、良く面倒を見る。

彼の場合は、脊髄を足で踏んづけるのが良いらしい。
土踏まずのところで、背骨をぐりぐりやるのだ。


「ああっ、あおぉをおっ」

「ほれほれ、足蹴にされて気持ちいいのかい」

「いいっ。気持ち、いいっ」

「変態だねお前は。ごきぶり以下の存在だよ」

「しぬぅ〜」


どなたかmakotoさんに踏まれてはみませんか?

◆◆◆

2003/10/19

ソロツーリングに行ってきた。

ヘアピンばかりが続く様な、
つづら折れの低速ワインディングでは、
主に腕の問題で我慢の連続になってしまうけれど、
足回りをリフレッシュしてからの刀号は、
高速コーナーが滅法楽しい。

4速全開で空気を切り裂いていく快感は最高の一言。
思わずメットの中で唄ってしまうくらいだ。


フンガーフンガーフランケン

ざますざますのドラキュラ

ウオーでがんすの狼男

俺たちゃ怪物三人組よ

そうでがんす♪

フガー!



選曲が謎。

◆◆◆

2003/10/11

いつもの様に公園をジョギングしていると、
後ろからひたひたと近づいてくる影がいる。

どうやら僕をペースメーカーにして走っているらしい。
近いレベルのジョガーが相手なら、こちらとしても気合が入る。
いつもよりちょっとペースを上げて頑張ってみた。

少し離れて、
諦めたのかと思うと、また足音が聴こえてくる。
約30分程一緒に走った頃、
彼は僕をすんなり抜いていった。

付いていこうとしたが、逆にずんずん引き離されていく。

その力強い走りの正体は、
身長が僕より30cmも低く、
頭髪がかなり後退したおぢさんだった。

背中がお前はまだ蒼いと語っていた。

悔しいと思わずに、素直に「かっけー」と感心してしまうのが、
僕の良いところでもあり問題点でもあり。

◆◆◆

2003/10/10

ある小説のストーリーを思い出すために、
googleで検索したら、何故か何処かの女子高生のサイトに当たった。

この子の日記が面白い。
こっそりブックマークして、毎日欠かさず読んでいる。


つまんないことで激怒して
しようもないことで落ち込んで
意味もなく浮かれて
誰にも気付かれない様に少しだけ泣いて
人並みにばかなところもあって
やけに感動しやすくて
ひたすらに頑なで
大切な友達と笑いながら
夢中になって人生を生きている

あまりに眩しくて、
鬱陶しいのに目を背けられない。


ああ、もしかしてこれは、









僕が歳を取ったってことなのかな。
そうなんだろうな。やっぱり。

◆◆◆

2003/09/30

風の強い日だった。

–––

犬の散歩をする時は、
先ずティッシュを数枚重ねたものを用意して、
家の裏でその上に用を足させる。

済んだらそれを丁寧に包んで玄関脇に置き、
犬の運動のために軽く近所を一回りする。
先に用を足させておけば、
後は手ぶらでOKだ。
僕はいつもこうしている。


風の強い日だった。


約10分後、戻ってみたら、
ティッシュをちりばめた犬のうんこが散乱していた。


The answer,my friend,is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.

          〜Bob Dyran "Blowin' in the wind"


風に舞う答えが残酷すぎるよ。フレンズ。

◆◆◆

2003/09/25

文藝春秋の「象が歩いた」というエッセイ集。

作家だけではなく、医者や数学者、
普通の主婦が書いたものまで収められていて、
さまざまな世界観が楽しめる。

どれも5〜6分で読める小品ばかりで、
疲れた時のガス抜きに丁度良い。



・コカ・コーラの成分の99%までは分かっているが、
残り1%の謎の成分はまだ分かっていない。

・その成分は「7X」と呼ばれ、コカノキの葉とコラノキの実でできている。

・コカノキの葉は、噛むと爽快感を覚え疲れが取れ、

・コラノキの実は、生食すると甘い唾液が湧き出し、渇きを癒すと言われる。

・その処方箋は、アトランタにあるジョージア信託銀行の貴重品保管室に
保管されているとも、社長から社長へ口伝で伝えられているとも言われる。


            〜 井上ひさし「秘伝」より


まjか。


◆◆◆

2003/09/21

雨で予定がつぶれたのをいいことに、1週間ぶりに部屋の掃除をした。
埃っぽくてストレスが溜まってたので、すっきり。

掃除のコツは、まめにやることだと思う。
本当は毎日だってやった方がいい。

繰り返すことで手順が自動化して楽になるし、段取りも良くなってくる。
余裕が出てくれば、普段気が付かない汚れも発見しやすい。
汚れたらやる、というスタンスでいて、
後でがさーっとまとめてやろうと思っても無理なのだ。
単純作業が人を成長させるのに有効なケースは確かに存在する。


もうひとつのコツは、火急の用事を作ること。


何か面倒な仕事をしてる時って、
無性に掃除したくなりませんか?

実は、返事を書かなくちゃいけない厄介なメールがあって、
今、ちょっと、かなり、すげー気が重いのです…。

結局また現実逃避しているだけですけど。

◆◆◆

2003/09/10

大リーグで一流と呼ばれる選手だって、
打率はせいぜい3割。


つまり、10回に7回は凡退している訳だ。


それを考えると、
凡人のデファクトスタンダードたる僕が、
期待値の半分くらいしか力を発揮できなくたって、
非難されるいわれはないと思う。


住んでいる世界のレベルが違うにしても、
凡人にも、
凡人を取り巻く、
凡人レベルの社会環境があり、
生き方があるのだ。


勿論、スランプだって、ある。
やるべきことの半分できてれば、上出来だろう。
それでも、5割だぜ。

イチローより、すごいんだ。



そうした発言の後、やがて虚しさばかりが募っていく。

◆◆◆

2003/09/06

そらいろ号のメーターパネルを、
The Simpleのカーボン製にした。

知る人ゾ知るやんごとなき事情により。

ちょっと浮いているけれど、まあいいか。

NEUTRAL、TURN、HIGH BEAMの文字が書かれていなくて寂しかったので、
マーカーを使って、自分で書いています。


速度警告灯があるのは初期型だけ。

速度警告灯の、♪がポイントだぜ。らららん。

◆◆◆

2003/09/01

ようやく夏休みがとれて、
どこかに行こうと早起きしたら、外に霧雨が舞っている。

憂鬱な空模様も旅への衝動を止めることはできない。

すべてのバイク乗りは詩人なのだ。

–––

茫々たる薄墨色の世界を、幾条の銀箭が斜めに走るなかを、
ひたぶるに濡れていくわれを、われならぬ人の姿と思えば、
詞にもなる、句にも詠まれる。

有体なる己を忘れ尽して純客感に眼をつくる時、
始めてわれは画中の人物として、自然の景物と美しき調和を保つ。

ただ降る雨の心苦しくて、
踏む足の疲れたると気にかける瞬間に、
われはすでに詞中の人にもあらず、画裡の人にもあらず。
依然として市井の一豎子に過ぎぬ。

               〜夏目漱石「草枕」より

–––

僕は詩人ではないので、
とっとと旅を諦め、
エアコンをドライでかけて、
洗い立てのさらさらのシーツにくるまって、
一日、だらだらと純文学に浸っていました。

そしてこれもまた幸せな一時。

◆◆◆

2003/08/31

ちょっと前のニュースだけど、
ブラスター(コンピュータウイルス)の
亜種を造った男が逮捕された。


米メディアの報道によると、同容疑者は身長193センチ、体重145キロ。
近所の人の話では、孤独を好み、
車を猛スピードで運転するのが好きだったという。(読売新聞)


ここまで典型的なヲタさんでいいのか。


たった3行で、
的確に彼の佇まいが脳裏に浮かぶ。
読売すごい。


◆◆◆

2003/08/29

超忙しい月間が過ぎて、
明日からようやく少し遅い夏休み。

–––

朝なんてろくに食べる暇なくて、
昼はコンビニか仕出しの弁当を10分で片付けて、
定時を過ぎれば、好きなチョコレート菓子をがつがつ食べて、
深夜帰宅して、薄暗い居間でうーんと唸っている冷蔵庫を開けて、
缶ビールのプルトップを起こして、
その辺にあるものをつまみに手当たり次第食い散らかして、

…そのままぱたんと寝てしまう。
(あっ、でも風呂にはちゃんと入るよ)


こうした不健康な日々を二ヶ月あまりも過ごした結果、



5kgのダイエットに成功しました。



おなかぺったんこです。
ズボンゆるゆるです。
体脂肪率は、8.1%でした。

そんな話をして、みんなに嫌がられている今日この頃。

◆◆◆

2003/08/28

ちょっと気になるあの女性(ひと)。



そうなんだ。

何か話しかける理由が欲しいんだけど。

上手いきっかけをみつけたんだけど。

僕が近くに行こうとしたら、彼女は席を離れてしまって、



5分経っても戻ってこない。



10分経っても。



うんこかなあ?



そう思ってしまう僕は紳士失格でしょうか。

◆◆◆

2003/08/22

烏龍茶ばかり、かぱかぱ飲んでいる。

–––

朝、満員の通勤電車から開放されて、先ず一息。
傍らにコンビニで買ってきた冷たい烏龍茶。小確幸なひととき。


しかし、10時過ぎにはぬるくなっている。


昼休みを正午かっきりにとれることはまずない。
でも、午後からの作業に、少しはましな集中力を確保するため、
ワッフルとサンドイッチを片手に雑用をこなしながら、
新しい烏龍茶で気分をすっきりさせる。


しかし、15時ごろにはぬるくなっている。


不思議なんだけど、オフィスのエアコンは、
午後のこの時間帯にはぜんぜん効かなくなってしまう。
大汗をかくってほどじゃないけど、なんかカラダが火照っている感じ。
たぶん、暑いのは周りじゃなくて、自分なんだ。
知恵熱を冷やすために、冷えた烏龍茶が欠かせない。


しかし、19時ごろにはぬるくなっている。


夕方には、疲れが見えはじめる。
全力で頑張っているのに、やるべき仕事は増えていく。
僕の仕事の常として、トラブルは常に先が見えてきた時に発生する。
複雑な問題は小さく分割して、丁寧に(かつ少し適当に)ひとつづつ片付けていく。
だがそれには、気力が必要だ。気持ちの切換えが必要だ。
栗トッポと冷たい烏龍茶でアタマをリフレッシュする。


だけど、22時過ぎにはやはりぬるくなってしまう。


終電の時刻が迫った頃、
地下の自販機で買ってきた新しい烏龍茶を手に持ち、
デスクの上に、3分の1ほど残ったぬるい烏龍茶のペットボトルの数が
二桁に達しているのを確認した時、
僕のアンニュイが飽和点に達する。

◆◆◆

2003/08/13

社内の冷房がぜんぜん効かない。

設定温度を26℃ぐらいにしておかないと、
オフィス機器の熱気にエアコンが負けてしまう。

僕はそれほど汗っかきではないけれど、
暑いのは寒いのより苦手である。
出来の悪い頭でこんなに頑張ってるのに、
熱暴走したらどうするんだ。


僕 :「なんでうちのフロアはこんなに暑いんですか?」

部長:「OLの露出度を上げるためだよ(ぼそ)」


もっとだ。


もっと熱くなるといい。

◆◆◆

2003/08/05

オフィスには、みんなが共同で使っている冷蔵庫がある。

共同だから、飲み物のペットボトルには、
間違えないように名前を書いた付箋紙を貼っておく。
それでも時々、こんな不幸が起こる。

誰だ。

僕の生茶パンダプレゼント応募シールを取ってっちゃった奴は。

◆◆◆

2003/07/30

深夜、仕事から帰って、
枝豆と柿の種をおつまみにビールを飲んでいると、
弟がぼそりとつぶやいた。

「あにきってさ、ビール飲む時、小指立てるよね」


なに?


「いつも」


これまでに一緒に飲んだ人で、
気付いていながら、
気付かなかったふりをしていたであろう人の数を数えてみる。


ま、いいか。


だんだんいろいろなことがどうでも良くなってる。

◆◆◆

2003/07/19

最近の休日は主に刀号に手をかけている。

キャブセッティングをちょっと見直して、
開け初めの微妙な部分の詰めと、
中速のパワーの繋がりをよりナチュラルにするのが狙い。
でも、なかなかツーリングに行くほどの(人間の)パワーがない。

走りに行っても午後になると、
そろそろ翌日の仕事へのダメージを心配してしまう。
ウィークデイは毎日終電帰りであることを考えると、
尚更心配してしまう。

心配することを心配して、
走りに行く気力自体が萎えてしまう。


「それ、自分の中で盛り上がってないってことだよ。たぶん」

「愉しみ方が足りないってゆうか」

「じじくせぇ」


バイク仲間から、
矢継ぎ早に出る口撃に反論できない。

◆◆◆

2003/07/14

心を亡くすと書いて、忙しい。

久しぶりに仕事でめさくさに嵌まっている。
休日もお盆も返上の状態で、
9月ごろまではこんな感じっぽい。
ネットなんてぜんぜんしてない。

HPは暫く開店休業状態となるので、
日々いらしてくださってる皆さんは、
無駄足を踏まぬようご注意願います。

(とか言いながら、ひょいと更新するかもしれないけれど)

ビービーエスは、ご自由にお使いくださいまし。
たまに携帯で覗いております。

秋頃に○○証券さんのシステムトラブルが起きたら、
僕も一枚噛んでいるものと思って差し支えないです。

◆◆◆

2003/07/09

犬を飼ったことがある人は知っていると思うけれど、
奴らは臭いがするものが大好きだ。

だから、家族が帰宅して初めにすることは、
出迎えに来た犬に靴下を脱いであげること。

すごく喜ぶ。

人の匂いのついた衣類は特に彼のお気に入りである。
TシャツやハンカチなんかGetすると、飽きるまで離そうとしない。

翌朝、僕が起きて最初にすることは、
居間に散らかった臭い靴下やTシャツやハンカチを拾い集めること。

なんか惨めで、泣ける。


◆◆◆

2003/07/06

日本経済新聞を取り始める。

いつもの新聞屋のおじさんに聞いてみたら、
取り扱っているそうなので、頼んでおいたのだ。
そしたら、夕方に洗剤やらトイレットペーパーやらほうろう鍋やら、
山ほどの粗品を持ってきてくれた。

新聞の購読を一件取り付けるのは、とてもとても大変らしい。

かつて、おじさんは夜遅くに困り果て、疲れきった表情で、
半年先の購読予約を取りに来たことがあった。
お陰で僕の家は2年先まで読売新聞を取ることが決まっている。
しかし、今回は全く予期せぬ契約ゲット。

本当に嬉しかったんだろうと思う。
あんな清々しい他人の笑顔を見たのは久しぶりだ。

◆◆◆

2003/07/05

田舎のスーパーで働いている父の店には、
毎年、地元高校の野球部がバーベキューの買い出しに来ていたのだけど、
今年は姿を見なくて寂しいと言う。

たまたま会った他の部の学生に話を聞くと、
今年はやる気満々で、頑張って練習しているらしい。


昨年の成績は、一回戦をノーヒットのまま、23-0。
5回コールド負け。


「そりゃ、練習したって負けるだろう」

「いや今年は、具体的な目標を立てているらしいんだ」

「目標?」


(1) なんとか一安打すること。
(2) 失点を一桁に留めること。


こーいう志の低い目標って、大好きだ。

◆◆◆

2003/07/01

仕事で大事なお客さんと会って、
大事な話をたくさんした。

最も印象に残っているのは、
一緒にいた同僚の鼻からはみだしていた、
長さ二センチの鼻毛。

太く、雄々しく、逞しかった。

◆◆◆

2003/06/30

都内で迷子になってしまい、
通りすがりのライダーに道を尋ねた。

「すみません、○○駅の東口まで行きたいんですけど」

「このまま5kmぐらい行って、
 ××という交差点を右に曲がって、暫く道なり。
 そこからちょっとややこしいんだけど、
 案内標識があるから、あとはたぶん分かると思います」

「どのくらいかかるかな?」

「30分もあれば行けるよ」


その後、再び迷うことはなかったが、
結局僕は、1時間半かけてそこに着いた。

僕が思ったのは、そのルートが、
どう考えても30分で行ける筈はないってことだ。

たぶん、彼の言葉の裏には、こういう意味が隠されていたのだ。


「(俺なら)30分もあれば行けるよ」


なんてビミョーなライダー心理。

こんなところで見栄を張らなくたっていいのに。

◆◆◆

2003/06/25

僕はこれで、結構慎重派だ。

旅行に行く時には必ず常備薬を携帯する。
自分じゃなくても、誰かが必要になるかもしれないと思うと、
そういうことにはまめになるものなんだ。
でも実際に役に立ったことはあまりない。


その数少ない例。


キャンプに行った時、同行した友人が転んで脛を擦りむいた。

僕は颯爽とクスリの入ったポーチを取り出し、
パッケージの効用を読みながら、
消毒液とガーゼで彼の傷を手当てした。


・○○酸△△液配合の外皮用殺菌消毒剤です。

・ソフトな泡でふくときの痛みをやわらげます。

・有効成分××が炎症を抑えるとともに、傷口の回復を早めます。


それが痔のクスリであったことは内緒にしておいた。



断っておくが、痔になったことはない。

◆◆◆

2003/06/19

銀行なんて、社会悪だ。

奴らの財布の紐が少し固くなるだけで、
中小企業が拠り所をなくして、ばたばた潰れていく。

銀行の経営が危なくなれば、国が税金で助けてくれる。
理不尽だって分かっていても、
いちいち突っ込んでいるほど僕らに余裕はないし、
その方法も、ない。

それに今更だけど、自分のお金下ろすのに手数料が必要なんておかしい。
僕らはわざわざ銀行に出向いてお金を預け入れるのに、
銀行は僕らに手数料を払ったりしない。
機械に仕事させている癖に、時間帯で料金が代わるのも変だ。

預け入れの金利は0.001%で、
こっちがローンで借りる時の金利は10%以上。
それが当然の様な顔をしてる。



訳が分からない。



なんて愚痴は、もう言えません。
来月から銀行様がクライアントです。

必要悪に格上げしとこう。

◆◆◆

2003/06/17

弟の職業は高級ステーキハウスのコックさんである。
(高級であっても高給ではない)

有名人もよく食べに来るらしい。

–––

「芸能人とか俳優とかって、やっぱり特別な感じがするの?」

「あるねえ、芸能人オーラ。なんかさ、周りの空気が違うんだよ」

「じゃさ、今まで店にきた中で、一番「すげぇ」って感じたのって誰?」

「宇宙戦艦ヤマトの唄歌ってた…、」

「ささきいさお(即答)」

「そう、それ。奴はね。すごかったね」

–––

シンディ・ローパーやアラン・プロストすら差し置いて、
真っ先に現れた男。ささきいさお。

只者じゃない。

◆◆◆

2003/06/15

家の中で犬を飼っているので、部屋が犬臭い。
じとじと湿っぽくて、暑いしで、尚更なのだ。

犬と目が合う度に、

「犬くさ!犬くさいぞー、いぬッ!」

追いかけまわし、
降伏させてこねくり回していぢめていたのだが、
ふと「もし僕がくさいって言われたら、やはり哀しく感じるだろう」と思った。
そうだ僕は酷いことをしていた。

自分がされて嫌なことは、可能な限り人にもしないというのは、
僕のささやかなポリシーだ。

彼と仲直りするため、
雨の中、いぬガムを買いに行ってきます。

◆◆◆

2003/06/12

散歩していたら、
前方から、MDウォークマンを聴きながら、
自転車に乗って近づいてくる男子の姿。

音楽に合わせて歌っている。ステキ音痴だ。
そして彼は、歩道の段差に乗り上げて、こけた。


でも笑わないよ。

わかるんだ。

僕には君の気持ちがわかる。
リズムとビートに乗った君。

君は幸福の絶頂にあった。
だけど、慣性と重力の法則によって、
思いもよらず苦痛に満ちた世界に投げ出されてしまった。

君は悪くないのに。
何も悪いことなんてしていないのに。
たまたまそこに居合わせただけという垢の他人に白い目で見られて、
ぐるぐると脳裏を巡る恥辱に耐えなくてはならない。

世界はそんな理不尽な暴力に満ちている。
その傷みがどんなものか、僕にはとてもよくわかる。


なぜわかるのかって?


わかるものはわかるんだ。

◆◆◆

2003/06/07

オフ会の告知で「おやつは300円まで」と書いたら、
全員このキーワードに反応したので、
僕もわざわざMax Valueまで自転車で出掛けておやつを買ってきた。

300円でこんなに駄菓子が買えた。
誰が食べるんだこれ。

参加賞にする予定。

お店でレジに向かう僕の姿を、
うらめしそうにみつめる6歳ぐらいの男の子がいた。
大人はずるいと思っていたに違いない。

世の中は不公平で理不尽なものだよ。
君は人生についてひとつ大切なことを学んだんだ。


背中で語りながら、これでいいのかと自問する。

◆◆◆

2003/06/05

仕事の関係でとある講習会を受講していた。

会社と折半とは言え、
僕も自腹を切っているから、結構真剣。


だが、眠い。


ブラックのコーヒーをかぱかぱ飲み、
舌を噛んで、睡魔と闘う。
それでも、やがて上半身が舟を漕ぎはじめる。
集中しろ、と僕は自分に活を入れる。

講義が終った瞬間にぱっと意識が覚醒する。
(何故か知らないけれど、そういうもんなんだ)


僕は全てを理解する。


眠らないことに精一杯で、何も理解していないことを。

◆◆◆

2003/06/04

服用しているクスリの種類を変えたら快腸で、
体重が2kg減った。


この2kgが一体なんだったのかは考えまい。


腹周りの脂肪も心なしか落ちたようで、
ズボンのウエストに余裕ができた。
鏡を見ると、気持ち悪いくらいに細い。

そもそもそーいうクスリじゃないだろう。
効用がずれているんじゃないのか?

変わりにといっては何だが、
一日中ぼうっとしてて、眠くって、へろへろなんだ。
ちょっとでも暇を見つけては寝ている。

一月前は睡眠薬に頼らないと眠れなかったのに。
クスリって怖いな。

◆◆◆

2003/05/31

マトリックス・リローデット観てきた。

映画館のロビーに、
僕が好きなタイプのちょっと可愛い女の子がいた。

ベージュのブラウスの胸元から黒のキャミソールが覗いて、
それが豊かな胸毛に見えてしまったものだから、
どぎまぎしてしまった、うぶなmakotoさんです。

別に胸だけを見ていたわけじゃないぞ。
たまたま目に入っちゃっただけだぞ。

一応言い訳しておきます。

◆◆◆

2003/05/30

デジタルメモリレコーダ(小型録音機)が欲しい。

忘れっぽいので、打ち合わせや会議や、
(ときにはmonologueのネタなど)
ちょっと思いついたことなどをコレで録音しておき、
後で資料を起こす時に役立てようというのだ。

2時間の会議を反芻するのに、
2時間かかるのはどうなんだという考え方もあるが、
翌日になると判読不可能になっているノートより実用的だろう。

…と、思いつつ早3ヶ月。

購入の障壁となっているのは、値段でも機能でもない。

僕が自分の声を聴くことに耐えられるかどうかという一点にのみある。

◆◆◆

2003/05/27

仕事の打ち合わせに喫茶店を使った時、
部長が僕に500円玉を渡してこう言った。


「相手が来たら、オーダーを聞いて飲み物を持って来てくれ。
経費で落とすから、領収証もな」


あたりまえの様に、
おつりもろとも領収証を渡すのを忘れたのだが、
後で電話があって、勤務表と一緒に送って欲しいと言う。


せこい。


そんな訳で今、机の上に332円のお釣りと領収証が置いてある。



ふと思い出した。

昔、好きだった女の子と呑みに行った時に子銭を借り、
次に会った時に返そうと思って、
同じ様に領収証と小銭を、
長い間、大切に持っていたことを。
そのまま会えなくて返すきっかけを失ってしまったことを。


想い出を汚されたような気がして、打ちのめされている。

◆◆◆

2003/05/24

最近、僕が元気がないと言うので、
知人が低反発まくらをプレゼントしてくれた。

すこぶる快適で、
暇さえあれば、横になっている。

朝起きて二度寝して、
仕事から帰って、軽くひと寝入りして、
夜もしっかり、寝ている。

ああ寝るって素晴らしい。

更新が滞っていたら、
僕は寝こけていると思ってください。

ぐうぐうと人生は流れ往く。

◆◆◆

2003/05/22

弟は毎朝、ミルクたっぷりの珈琲を飲む。
ブラック党の僕には理解できない。

彼に言わせると、
ミルクを入れることで適度に冷めて、
一気飲みできるところが良いのだそうだ。

そこで、一気飲みしている背後に忍び寄り、耳元で、


くぴくぴ♪


と囁いたら、噴いてやがるの。
修行が足りない。

◆◆◆

2003/05/19

『ロウライフ』には「ありのままの生き方」という意味があります。
スペルは“Raw life”。

僕の『ロウライフ』のスペルは“low life”です。
「だめだめな人生」という意味です。


ぜんぜん違うじゃん。


でも、全く関係ないって訳でもない。
こころのテンションに浮き沈みが激しいmakotoさんは、
二つの間を行ったり来たりしているような気がするのです。


「ありのままがだめだめ」だったら、やだなそれ。

◆◆◆

2003/05/16

暫く会っていない友人からTELがあった。

友人:「よう、今何してる?」

僕 :「電話してる」

友人:「………。(そこはかとなくむかついている感じ)」


奴は優しいから、
僕の愚痴にもそれなりに付き合ってくれる。

友人:「おまえなら大丈夫さ。なんとかやれるよ」

僕 :「そりゃ、きみは大丈夫かもしれないけど、
        僕はぜんぜん大丈夫じゃないんだ」

友人:「………。(そこはかとなくむかついている感じ)」


なんか嫌な奴だよな僕。嫌な奴だよ。
でも、悪人って訳じゃない。

ちょっと問題があるだけさ。ららら。

◆◆◆

2003/05/15

夜はなかなか眠れないのに、
仕事中は眠くて仕方がないのはなんでだろう。(フリつき)

–––

世の中には様々な本がある。
この頃気になるのは、生活に根ざしたHow toもの。

例えば、便秘の解消法というテーマで
一冊の本を書き上げてしまうパワーって、すごい。

だって執筆中は、そのことばかり考えているんだよ。
しかも、本を作るのに関わっているのは、著者だけじゃない。
編集、デザイナー、印刷技術者、
企画営業に流通関係の人々。


大勢の関係者が、力を合わせて便秘の本を作っているんだよ。


人の情熱(Passion)に畏怖しない訳にはいきません。

◆◆◆

2003/05/14

SEという仕事は、関わっている案件が変わると、
新しく勉強し直さなくちゃいけないことがいっぱい出てくる。

その度に付け焼刃の知識を求めて、
よくある「10日で学ぶ×××」といった類の本に
目を通すことになるのだが、
初めは勢いがあるから、3日分ぐらいまとめてやってしまう。


へへへ、いいペースだぜ。


安心して、3日サボって逆戻り。あ゛ぅ。

これから難しくなるのにね。

◆◆◆

2003/05/12

デジカメの調子が悪いんだ。

撮影していると、勝手にPC転送モードになったり、
一瞬気絶したりしてしまう。
3年しか使ってないのになあ。

それで、しぶしぶと(?)新品の物色を始めたんだけれど、
最近の機種って、殆んどが動画撮影機能付きなのね。

テーブルの上にデジカメを置いて、
踊っている自分を想像してビミョーな気持ちになってみたり。

だってさ、ほら、試してみないと…。やっぱり。

◆◆◆

2003/05/11

昼寝中、エッチな夢を見て目が醒めた。

寝ている間に、犬が僕の顔を舐めてべたべたにしていたのだ。
あの熱いディープキスは、犬が相手だったのか。

慌てて洗面所で顔を洗い、
「このばか犬!」と叱ると、
彼は丸くなって自分のちんちんを舐め始めた。

すごくすごくすごく複雑な気分。

◆◆◆

2003/05/10

R.E.M.の“Lifes Rich Pageant”が聴きたくて、
30分ぐらい捜したのだけれど見つからない。

昔、クルマの車内泥棒に、
積んでいたCDをまとめて盗られてしまったことを思い出す。
ひょっとしたらあの中にあったかもしれない。
仕方がないので、買い直すことにした。

この間も同じ理由で、
Matthew Sweetの“GIRLFRIEND”と、
エスカレーターレコーズの“new one”を買い直したんだった。

4年も前の車内荒らしに未だに翻弄されているなんて。

◆◆◆

2003/05/08

友人の女子が教習所に通っていて、
その状況を、電話で逐一報告してくる。


「仮免、また落ちちゃった…。(3回目)」

「殺人の?」

「クルマのー!」


相手が死ぬのか自分が死ぬのかはともかくとして、
死人が出るなら同じことだろう。

合格の暁には、車外脱出用のハンマーをプレゼントするつもりです。

◆◆◆

2003/05/03

誰か3人の人に良いことをする。
その人のできないようなことで助けてあげるんだ。
それを受けた人は、僕にお礼を返すのではなく、また次の3人に同じことをする。

これを繰り返すことで、世界を変えることができるかもしれない。

なぜこんなことを思いついたかって?
世の中がクソったれだからさ。

              映画『ペイ・フォワード』より

–––

「ペイ・フォワード」

とても良かったです。
脚本も俳優も演出も素晴らしい。

直近で酷い映画を2本も観てがっかりしていたので、
良い口直しになりました。

邦画はもう少しがんばれ。

◆◆◆

2003/04/29

父は、電話で話す時、ものすごいでかい声で喋る。

–––

僕:「なんでそんなに大きな声で話すんや」

父:「遠くにかけているから、大きな声じゃないと聴こえないだろ

僕:「遠距離電話料金を払っているんだから大丈夫だよ。(※注:関係ない)」

父:「そうか。ひとつ勉強になった」

僕:「でも、携帯電話だと近くても遠くても料金同じなんだよな」

父:「じゃ、携帯の時だけ大きな声で話せばいい訳だな?

僕:「携帯電話は利用者全体で通話料金をシェアしているから関係ないんだ。(※注:嘘)」

父:「いずれにしても、大きな声で話していれば問題ない訳だな?

僕:「わかった。それでいい」

父:「よし」

–––

大は小を兼ねる。

誰に迷惑をかけてる訳じゃなし。
人生、これが一番大切。

◆◆◆

2003/04/28

12年前のGW。
僕は初めてのツーリングに出掛けた。

バイクに乗ったきっかけは逃避だった。
とにかく一人になりたかった。
とにかく遠くに行きたかった。

免許とバイクを手に入れると、
すぐに山積みの荷物を括りつけて旅に出た。

初心者のくせに、割と無謀である。

長野の山の中で日が暮れて、
辺りが真っ暗になったので、テントを張った。
朝から緊張しっぱなしで走っていたから、
ぼろぼろに疲れていた。



その夜は、吹雪だった。

5月だったのに。



一晩で髪の毛の約一割が白髪になった。
人間、死にそうになると本当に髪の毛白くなるんだ。
僕がウィンタースポーツに全くと言っていい程興味がないのは、
この精神的外傷によるものなのかもしれない。

◆◆◆

2003/04/25

喫茶店で買った香りも酸味も強すぎるくどいコーヒーと、
スーパーで買った香りも何もないコーヒーを、
5:5にブレンドして淹れてみた。

これがとても美味しい。

そうか、ブレンドって、
だめになったコーヒーを活かすための工夫だったんだ。
こだわりのオリジナルブレンドなんて言ったって、
結構いいかげんじゃねえか。

そんな横柄な気持ちになった自分に自己嫌悪する。
どんな世界でも、プロはきっと努力している筈なんだ。

勝手に威張って、勝手に自信をなくしている。

もう大人なのに。

◆◆◆

2003/04/24

雨がぱらつき始めたので、
玄関横の傘立てから傘を取り出した。

開くと、頭上から桜の花吹雪。

傘の内側に、散った花びらが大量に積もっていたのだ。
春も過ぎてしまったのだなあ。

◆◆◆

2003/04/21

公園をジョギングして、ストレスを発散する。
終ってからかつかつに冷えたビールを一気に飲む幸せ。

プールに行って、黙々と3km泳ぐ。
終ってからスニッカーズをがつがつ食べる幸せ。

スポーツジムで、たっぷりと汗を流す。
終ってから烏龍茶とハーゲンダッツをほおばるこの上ない幸せ。

………。

なるほどトレーニングの成果が出ない訳だ。

◆◆◆

2003/04/20

夕暮れ時の公園をジョギングしていたら、
風で舞った木の葉が口の中に入った。

その数分後、
風で落ちた蜘蛛が顔に張り付いた。

その数分後、
眉間に野鳥がタックルしてきた。

ありえない。

こんなことってありえないよ。
僕が何をしたっていうんだ?

◆◆◆

2003/04/17

SRXのwisecoピストンが入荷して、
Hu-techから画像が送られてきた。

スカート部の肉抜きが強烈。

スゲー肉抜き。だ、だいじょぶかなこれ。

でも気に入った。
圧縮比はSTDで、ボアはノーマルの1mmオーバー。
これからシリンダーに穴掘りです。

GW中に組めるかしらん。

◆◆◆

2003/04/16

小学校の頃、友人と合作でまんがを描いていた。

B6の小さなノートブックに鉛筆で。
このまんが、そのあまりの稚拙さ故に恥ずかしくなり、
ある日思い余って、すべて処分してしまった。

記憶力に乏しい僕だけれど、
僕がリスペクトして止まない
藤子・F・不二雄先生に影響を受けて描いたものだった、
ということだけは憶えている。

タイトルは、『ドラ犬』

全ての設定が、あの国民的まんがのぱくり。
傑作と信じて周りに読め読めと強制していた。

若さって。

◆◆◆

2003/04/15

よく幕張に映画を観に行くんだけれど、
近くにロッテマリンズのグッズ専門店がある。

応援用のメガホンやチームキャラクターのぬいぐるみ、
変り種ではマリンズのユニフォームを着たハローキティなど、
レアな商品たちが並ぶ。
全てが程好くメジャー路線からずれているところが良いと思う。

あの店に足を入れた時の、一種独特の空気。
ディープなポジションにいるぞ感が好きです。

◆◆◆

2003/04/13

少女まんがに嵌っている。

歯医者で暇つぶしに手にとって読んでみたら、
とても面白かったのだ。
もちろん作品によっては、ついていけないこともあるけれど、
その辺はまあ少年誌でも変わらない。

とにかく、今まで知らなかった世界観がすごく新鮮。
読んでいる時に、そこはかとなく漂う背徳感もまたいい感じ。(うわあ)

問題は、恥ずかしくてなかなか書店で買えないことだよ。
えっちな本より恥ずかしい。
(硬派じゃなかったのか)

そんなmakotoさんに、
お奨めの少女まんががあったら教えてください。


ここ読んでて少女まんがにも精通している人って、いるのかしら?

◆◆◆

2003/04/08

人と目を合わせて話すのが苦手です。

しかし、相手が女性の時は、
この癖は直すべきだと思っています。

目線が下のほうに向きがちになるので、
そんなつもりはないのに、
変な目で身体とかチェックしていると思われて、
それを指摘された時の間の悪さときたら、
とても哀しいのです。

もちろん、相手が男性の時にそう思われると、もっと哀しいです。

◆◆◆

2003/04/03

『ピンポン』という映画を観た。

登場している「アクマ」というキャラが好きで、
彼に似た感じの眼鏡が欲しくなって、買った。
初めてのセルフレームで、個人的には結構気に入っている。

しかし、周りの評価は、

「ヲタクっぽいよ。それ」

家用にしとこ。(しくしく)

◆◆◆

2003/04/02

何もする気が起きない。

僕は立ち竦んでいる。
僕は酷く無防備になっている。
何に澱んでいるのか、自分でもわからない。
何故、こうなってしまうのか。
何故、こうなってしまったのか。


動け。


足を前に出すんだ。

頑張らなくていい。
今をどうにかして凌ぐんだ。


動けよ。


意味は、考えるな。

◆◆◆

2003/03/31

友人2人とコンビニに寄った時の話。


僕が「トイレ行ってくるから」と言うと、
友人Aは「俺もうんこしたいんだけど。便所何処?」と続いた。


既に用を足していた、友人Bが言った。


「前の人の残り香が充満してて、めっちゃクサイよ」


「………………」


僕が躊躇して、もう少し我慢しとこうかな…、とか考えていると、


「俺色に染めてくるわ」


力強く言い切った友人Aは、真の漢だと思う。
その後姿に、感動した。

◆◆◆

2003/03/29

弟は程よくブランド志向なので、
なかなか悪くないスーツを持っている。
それで、よく勝手に借りて着てしまうのだけど、
特に文句を言われたことはない。

彼はすくすくと太ってしまったために、
既に古い服を着られなくなったからだ。

お陰でこの数年、僕はとても助かっている。

しかし、弟のお下がりを貰って
喜んでいる兄貴というのも、なんか微妙。

◆◆◆

2003/03/27

SRXのキャブレターをOHした。

ジェット類を外し、
燃料の通路にキャブクリーナーを吹き込む。
通路の出口から、ぴゅっとクリーナーが飛び出す。
作業つなぎの上に、滴り落ちる。


整備を甘く見ていた。
僕もまだまだ、青いと思った。
今更ながらに認識した。


劇薬であるキャブレタークリーナーが、
衣服を通過し、股間を直撃したのだ。


本当に、痛いんだよ。

◆◆◆

2003/03/23

自宅の僕の部屋を移動した。

新しい部屋からは、窓から電車が見える。
当然、電車からも、僕の部屋の中が見える。たぶん。

まだ慣れないため、
ついブラインドを上げたまま着替えをしてしまい、
ズボン履きかけの時に電車が来て、
乗客にぱんつ姿を披露してしまったりする。

間が悪いので、手を叩いてVサインをつくり、
『ぱんつマン、いェア♪』と、ポーズをとってみた。


しかし電車は既に通過している。


僕は遠さがるレール音を背にその場に佇み、
柔らかな精神的暗渠に落ち込む。

落ち込んでいく。

ぱんつのまま。

◆◆◆

2003/03/20

スポーツジムで僕は、
頭にターバンを巻いて運動している。

額に浮いた汗が流れて、目に入らないようにするためだ。
これが実に具合がいい。
タオルでもいいんだけれど、ちょっと鬱陶しいからね。

それが最近、アタマの薄くなり始めたおぢさん限定で流行り始めた。

しかもみんな、ヴェリーマッチョ。
二の腕が僕のふとももぐらいあって、おまけに爽やか。
笑顔が眩しい。

別にいいんだけれど、ちょっとだけ嫌かもしれない。

◆◆◆

2003/03/17

大掃除。

先週末から、ガレージにある納戸の整理をしている。
生活の垢というのは大変なものだ。

黴の生えたウェットスーツ。
ひび割れたフォークギター。
サイズの合わないクルマのチェーン。
なぜか屋台の焼きそばの鉄板。(たたみ一畳ぶんぐらいある)
恥ずかしい本やCD。


あれもごみ、これもごみ。ごみ。みーんな、ごみ。


と、やっているうちに、
ポリ袋18個分の粗大ごみが堂々完成した。

ごみ屋敷だったのか…。(しくしく)

◆◆◆

2003/03/05

盲点。

僕は仕事が忙しくなければ、
週二、三回ジムに行って運動する。

サーキットトレーニングの他、
トレッドミルで10kmのランニングを行なう。
一ヶ月で100km以上は走っている計算だ。
一年なら約1,200kmである。

ジムは土足禁止である。

室内履きオンリーのスニーカーは殆んど汚れることはなく、
3年間、一度も洗っていない。
ふとそのことに気がついて、
恐る々々愛用のエアプレストの匂いを嗅いでみたのだ。


年間走行距離 約1,200km × 3年 ≒ 約3,600km


3,600km、汗以外の水分を全く吸っていないスニーカーの、
その芳醇な香りを想像してみてください。

◆◆◆

2003/03/04

仕事が超忙しかった頃のお話。

深夜、会社のトイレのドアを開くと、
大して力を入れていなかったのに「ばきっ」という音がして、
鍵が壊れた。

そこにはズボンを下ろしたまま、
頭をうなだれ、疲れ果て寝こける同僚の姿があった。

見なかったことにして、
別のトイレを使えば良かったのだけれど、
ついこんな台詞が口から出た。


燃えたよ。燃え尽きたよ真っ白な灰に…。


同僚は寝続けていた。
排気ダクトのごうという音が僕らを包んでいた。

僕はそっとドアを閉めて隣のトイレに入り、短い仮眠を取った。

◆◆◆

2003/03/03

病は気から。

この二、三日、体調が良くない。

目がしょぼしょぼする。
鼻腔がむずむずして、しょっちゅうくしゃみしている。
鼻梁を抑えてないと気分が落ち着かないし、
鼻水が止まらず、ティッシュペーパーが手放せない。


風邪をひいたらしい。


通勤電車の中でも、鼻をすする音を良く聞く。

流行っているようだ。風邪。
春先の風邪は長引くんだよな。ぶつぶつ。

花粉なんて地球上に存在しない。

◆◆◆

2003/03/02

寝ぼけて布団に足を引っ掛けて転んだ。
少し捻ったようで、今も痛みがある。


僕が体験したこの状況は正しく、布団でふっとんだ。である。


痛みが増してきた。

◆◆◆

2003/02/26

母が野鳥の餌付けに凝っている。

ベランダにパンのくずを入れたパックを置き、
鳥が集まる様子をガラス越しに見るだけという、
ささやかなものだけれど。

母:「ほら、ヒヨドリが来てる」

僕:「ヒヨドリの他は?」

母:「メジロとか、ムクドリとかもいるはずなんだけど」

僕:「来ないんだ」

母:「ムクドリは近くまでは来ているんだけど…」

僕:「ふうん?」

母:「ヒヨドリのほうが強いから、遠慮してるみたい。ほら」

 
母が指差した方向に目を向けると、
電線に並んだ数十羽のムクドリが、
餌をついばむヒヨドリの様子をうらめしそうに伺っていた。

◆◆◆

2003/02/24

ラジオでこんなことを言っていた。
雪が降った時、嬉しいのが子供、
交通網も悪くなるし、寒いから嫌がるのが、大人。

僕は、雪は嬉しいけれど、
寒いのは嫌だなあという人だ。

のびたくんである。

雪はイベントだと思う。
晴れの日や雨の日の出来事はすぐ忘れるけれど、
雪の日のそれは覚えている。

大抵は寒さに耐えつつ仕事に追われた思い出ばかり。

でも、嫌じゃない。不思議だ。
仕事だけだと、嫌なのに。

◆◆◆

2003/02/20

この哀しさが、もうじき僕にもつまんなく思えてくるよ

              M・エンデ 『いたずらっこの本』 より

優れた児童文学は、
読み手が大人になっても生き方を教えてくれる。

エンデの言葉はシンプルで、深くて、当たり前にどきどきして、泣ける。
何度も読んだのに、時々図書館で借りてきて再読する。

◆◆◆

2003/02/18

僕の特技の一つに、

「目覚しをセットして、鳴る5分前に自動的に起きる」

というのがある。

一度習得するとなかなか便利だ。
以前、人にやり方を聞かれたことがあるけれど、
それを説明するのは難しい。

要は寝る前に気合を入れるだけだからだ。

だけど、寝起きはやっぱり呆けているから、こんなこともある。
お約束過ぎて落ちにもならない。

朝起きて、布団から出て、
お手洗いに入って、
ズボンとぱんつを下ろしたところで、



じりりりりりりりりりりりり。



…あ゛ぅ。

◆◆◆

2003/02/13

「朝飯、サンドイッチあるから」

ぷっ。

「ゆで卵」

ぷっ。

「あとヨーグルトね」

ぷっ。


「屁で返事するんじゃねーよ!」
へーって感じ?」

「いや日本語の会話として成立してねえし」

–––

こんなんですが、極めて客観的に見て、弟は結構いい男です。

◆◆◆

2003/02/13

弟と映画を観に行った時、
家の鍵を忘れてしまったので奴のを借りた。

付いていたキーホルダーを見て、僕ははっとした。

『ショコラでトレビアン』 by クリスチーネ剛田

こ、これは、僕が無理矢理プレゼントした、
ジャイ子のマスコットではないか!

鼻が擦りむけるまで使ってくれているなんて。

自分の贈り物を、
相手が大切に使ってくれていることを知った時って、
ちょっと幸せ。

◆◆◆

2003/02/12

弟と映画を観に行った。

映画館の売店は高いので近くのコンビニでお菓子と飲み物を買っておく。
館内は飲食物の持ち込み禁止。
そこでコートの下にそれらを隠す。

不自然な衣服の膨らみを問われたら、それぞれこう答える構えだ。


「鳩胸です」

「胃下垂です」


何も言われなかった。

それはそれで、ちょっと残念。

◆◆◆

2003/02/07

犬は、相手の顔を舐めることで親愛の情を表す。
時にそれが争いの火種になることがある。

–––

僕は朝、弟を起こすのに犬を使う。

「それ、チンチン舐めた口で攻撃だ。行け、起こせ!」

犬は散歩の後、
自分で自分のチンチンを掃除するのだ。
そのまま弟の寝床に突進するのだから、これはかなりの攻撃力である。
奴も流石に目覚めざるを得ない。


一方弟は、夜、僕の炬燵でのうたた寝を邪魔する。

「ほれ、俺の臭い靴下を噛みしだいた口で攻撃だ。やれ、起こせ!」

僕はささやかな善意から奴の起床を手伝ってあげているのに、
奴は単に悪意から楽しんでいる。

憤懣やるかたないとはこのことだ。

–––
親愛のポーズ

そして犬は、ただ親愛の情を表している。

◆◆◆

2003/02/06

バイク用の車積工具って難しい。

一通り揃えていくと、結構な点数になる。
当然嵩張るし、重い。

そもそも出先で起きたトラブルを、
車積工具でなんとかできるケースは限られている。
せいぜい緩んだボルトの増し締めやパンク修理くらいだろう。

何とかならないかと悩んでいたら、致命的な助言を受けた。


携帯一個で充分なんじゃない?


…痛い。痛いな、それは。 /(。_+)

◆◆◆

2003/02/05

僕はかなりのくせっ毛だ。

臭い髪の毛という訳じゃない。
癖が強いってことだ。

パーマはかけてないと言うと、結構驚かれる。
でも、取り扱いがすごく面倒で、
髪の毛を洗ったら、きちんとブローして乾かさないといけない。

どんなに疲れていてもだ。
さもないと、恐ろしいことになる。

どのくらい恐ろしいかと言うと…、


朝起きた時、アタマが金正日になっている可能性があるのだ。

うわああああ…

そんな夢を見て、うなされることがあります。
せめて、ラーメン大好き小池さんにしてください。

◆◆◆

2003/02/04

整備用の作業つなぎはちょっと大き目が良いというのが定説。

プロのバイク屋に、
良い作業つなぎの選択ポイントを聞いた。

–––

「確かに、やたら大き目を奨められますよね。
普通に動ければ大丈夫ですよ。

ただ…、

かがんだ時にぴっちりして、お尻にパンツラインが出現したりすると、
セクシーなので気をつけたほうがいいです。」


–––

プロの言葉はいつも重く、深い。
女子はなるべくぴっちりした作業つなぎを着てください。

◆◆◆

2003/02/01

犬に嫉妬。

小型犬の世話って結構大変で、
家の場合は、一日四回散歩に連れて行き、用を足させる。


彼は、四回とも律儀に必ずうんこする。


三日に一度の苦しみを、奴に是非味わわせてやりたい。

◆◆◆

2003/01/31

僕は時々、人を深く傷つける言葉を使う。

ナチュラルに、さりげなく。
自分でも気付かないうちに。
大抵の場合、後になって気付く。

気付きながら止めることができない場合もある。
そんな時、僕は僕の弱さを恥じ、
僕の下らなさを知ることになる。

何が人を損なうのか分からない。

そんなこと分かる筈もない。

人は人。僕は僕。

いつも笑顔でいられるほど能天気じゃない。

他人の心が分かるふりをする、そんな傲慢な人間になりたくはない。

しかしこの頃は、
相手を理解するために努力することはやはり大事なんだと、
強く思うようになった。


失言に対して、体罰が跳んでくるからである。

◆◆◆

2003/01/28

僕の部屋にあるマイ冷蔵庫が壊れた。

扉を開くと、こうなっていた。

俺は既に死んでいる

何ものかに経絡秘孔を突かれたと思われる

放っておいたら、爆発したんじゃないだろうか?

◆◆◆

2003/01/25

僕は分岐点にいる。

どの方向に進めばいいのか、わからない。
だけど、何処かに行かなくちゃいけないってことだけは、はっきりしている。
ここが海なら、風任せの波任せって手もあるんだけれど。
そうじゃないから、僕は自分で行く方向を決めなくちゃいけない。

行くべき何処かが、ここであったらいいのに。

考えてみて、そうでない理由はないと思ったから、
ここで寝ることにした。

後のことは、明日の朝ごはんを食べてから考える。

ぐう。

◆◆◆

2003/01/22

僕には弟が二人いる。
一人は殆んど家に寄り付かず、一人は大阪に住んでいる。

昨日、その二人が久しぶりの邂逅を果たした。

–––

がらっ。(戸を開ける音)

弟A : 「おぅ」

弟B : 「あぁ」

弟A : 「なんだ、醒めたリアクションだな」

弟B : 「寒いから、戸ぉ閉めてくれ」

弟A : 「暖かく迎えてくれよ!」

弟B : 「そうか」

弟A : 「そうだよ」

弟B : 「そんならいーけど」


聞いていて、
こいつら結構仲良しだな、と思った。

◆◆◆

2003/01/21

忙しい時に限って、
部屋の掃除をしたくなったり、
無性に凝った料理を作りたくなる。

何かやらなくちゃいけないことがある時に、
つい別のことがしたくなるという経験は、誰しもある筈。

僕がホームページを作っている理由がやっと分かった。
切羽詰っている時に限って、
更新頻度が高い理由もよぉく分かった。

しくしく。

(※注)僕の作る凝った料理:カレーライスかメキシカンタコス。

◆◆◆

2003/01/20

T君は、中学の頃、仲が良かった友達だ。

ある日彼は、僕の後ろに忍び寄って、
両手の人差し指を合わせると、
裏声で『カンチョウッ!』と叫びながら、
目一杯力を込めて浣腸した。


T君の指が貫いたのは、僕のお尻じゃなかった。
Iさん(女子)のお尻だった。
体育の後で、みんなジャージ姿だったから勘違いしたらしい。
(僕の学校は男女とも同じカラーのジャージだった)

Iさんは恥ずかしいやら痛いやらで、真っ赤になってその場に突っ伏した。
場は騒然となり、T君は平謝りに謝ったが、誰も彼に同情はしなかった。

後で、僕らの仲間が順番に、
T君の指の匂いを嗅がせてもらったことは言うまでもない。
汗臭いだけだったけどさ。

青春の甘酸っぱい思い出。
ふと思い出したので、書いてみました。

◆◆◆

2003/01/16

万が一の時のために。

何年か前、ツーリング時の緊急医療用品を揃えた。
百円ショップで買ったポーチに
消毒薬や湿布、包帯などが詰まっている。

だが、嵩張るという理由で、ツーリング時に持っていくことは殆んどない。

使い勝手が良いので、
この頃は家の中で重宝するようになり、
アイテムの数が増えた。

風邪薬、感冒薬、胃腸薬、正露丸、かゆみ止め。
ビタミン剤、水虫のクスリ。

もはや勝手に持ち出すと怒られそうな気配が漂う。

◆◆◆

2003/01/10

免許の更新に行って来た。

一緒に講習を受けているのは、
皆、誕生日が僕と一ヶ月差以内に収まる人たちばかりである。
つまり、少なくとも半分は、同じ星占いの結果を持っている訳だ。

二人に一人は、運命共同体。

そう考えると、
なんだかすごく親近感が沸くじゃないか。

そして周りを見渡すと、
明らかに平均よりぱっとしない人々が並んでいて、
切なくなった。

◆◆◆

2003/01/01

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

お風呂でうたた寝していたら、年が明けていました。

僕の場合、トイレをしていたり、
風呂に入ったり、歯を磨いたりしているうちに
新年を迎えるケースが多いです。

過ぎ去った一年のしがらみを洗い流し、
来えるべき一年に向けて新しい何かを生み出す、
象徴としての

『New Year in the Toilet』

如何でしょうか。


まあ、今年も相変わらずこんな調子です。たぶん。

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