2004年の
monologue
◆◇◆

04/12/31(金) 22:06:43

大晦日なので、テレビでドラえもん見てました。


「象と叔父さん」


ン十億円なんて制作費をかけなくても、
最新のCGなんて使わなくても、たった15分のアニメが
これだけ人の心を動かすことができる。

手間とコストがたっぷりかかった
Luxualyな映画を否定する訳ではないけれど、
僕はシンプルで飾り気がなく、
力強い絵と物語が好きだ。

うん、良い気分で新しい年を迎えられそうです。

◆◇◆

04/12/28(火) 23:59:46

年賀状作り。

PCでさくさくとデザインを作って、
ぎーこがーこ(プリンタの音)と印刷して、
味気ないから、二、三行コメントなぞ書き添え…。


コメントが何にも思いつかない。どうしよう。


僕が年賀状を出す相手って、
だいたいが一年に数回しか会わない人たちばかりなのだ。
今年も宜しくなんて書くのはちょっと変。
我ながら友達が少ないことに呆れてしまう。

それより今から出して元旦に届くのだろうか。
もういろいろどうでもよいです。

◆◇◆

04/12/25(土) 02:16:09

メリークリスマス。

ケーキを食べながら、ふと思った。

パウンド・ケーキの材料って、基本は小麦粉だよね。


つまりこれ、材料的には、
砂糖とフルーツとクリームで甘く仕上げた
うどんなんだね。


食の世界はかように奥が深い。

◆◇◆

04/12/22(水) 23:15:42

貧乏性なので、多少の不具合があっても、
使えるうちは使い続けてしまう。

だけど、そうしていると、
だんだんモノに対するストレスが溜まってくる。

割と高価だったのに、異常に感度が悪いワイヤレスマウス。
インクがすぐにかすれるインクジェットプリンタ。
肝心な時にいつもいつもいつも不安定になりやがって。
このうらみはらさでおくべきか。

寿命がきたら、
3階の窓から思いっきり投げ飛ばしてやると決めている。

そろそろダメかなと諦めかけると、調子が良くなる。

意思があるのかきみら。

◆◇◆

04/12/21(火) 01:01:43

労働監査局の話題の続き。

現場にふたつの指令が出た。

日曜日は必ず休むこと。
平日は夜9時前には上がること。

初めはラッキーと思ったけれど、
状況は逼迫しているので、そんなスケジュールは切ることができない。
仕事の締め切りも変わらない。

持ち帰って自宅で仕事決定。

アーンド、

サービス残業確定。

なに、そのくらい、
地震や水害で苦しんでいる人のことを思えば、
頑張れるさ。

◆◇◆

04/12/20(月) 00:54:03

この週末は忙しかった。

でも、僕なりに充実していたし、
珍しくアタマが冴えていて、
次々と発生する障害と、クールにシャープにクリアできた。
(誰も言ってくれないから自分で褒める)
いつもこのくらい、てきぱきこなせると良いと思う。

もちろん、とても疲れた。

でも心地よい疲れだな。
こう、ぐんなりしない疲れなら、疲れても負けないんだな。

いつも負けてばっかりだけど、
負けることがあるってことは、
勝つこともあるってことだな。

それほど多くはないにしても。

◆◇◆

04/12/17(金) 00:54:37

会社のノートPCにお茶をこぼして、
キーボードをいわしてしまった。

「乾けば大丈夫ですよ」

同僚が言うので、恐る々々使っていると、
だんだんにぎやかになってきた。

「ぱぴー。ぴよー。ぴぴぴ」

音は出ない様に設定している筈なのに、PCが騒ぎ出す。
結局、私物のUSBキーボードを家から持ち出し、
とうぶんそれを使うことにした。

こぼしたのはカテキン茶である。
以前、烏龍茶こぼしたときは平気だったのに。
カテキン茶怖い。

二度と飲まない。

◆◇◆

04/12/15(水) 00:02:00

お昼を買いにコンビニに行くと、
近所の女子高生やOLがどっと入ってきた。

「あーこれこれ、おいしーんだよ」

ふむ、そうなんだ。それにしようかな。(注:僕の心の声)

「私、XXX食べたい」

うん、それもよさそうだ。

「やっぱり○○にしようかなー」

確かに僕も、XXXは軽薄すぎると思っていた。


なんだこの主体性のなさは。

◆◇◆

04/12/12(日) 22:23:18

ふと思いたって、
3ヶ月前から壊れていた目覚し時計を修理した。
スヌーピーの絵が書いてあるやつで、
10年以上使っている。

簡単に直ったので、
これじゃ時計屋さんが儲かんなくて困るな、
なんてことをうきうきと考えてた。

僕の思考回路は小学生並か。

◆◇◆

04/12/10(金) 22:54:36

贔屓のアーチストの新譜が出たばかりなのに、
何故かそのタイミングで旧譜が馴染んで繰り返し聴いてしまう。
そういうことってありませんか?

R.E.M.の"UP"という地味なアルバム。


"Why not smile?"


僕が大好きな曲だ。



〜 ホワイ・ナット・スマイル 〜

コンクリートの地面が落ちてきた君を受け止めた

君の話を聞くためなら
僕はどんなことだってしたと思う
何でもできた筈さ

君と話をするなんて
まるで漫画のシーンの中にでもいる様な気分
君の話を聞くためなら

ずっと哀しい思いをしていたんだね
そのことが僕を辛い気持ちにさせる

微笑んだっていいじゃないか
君はずっと哀しい思いをしていたんだから

微笑んだっていいじゃないか
君の話を聞くためならなんだってできるよ

微笑んでごらんよ
君はずっとずっと哀しい思いをしていたんだから




笑って、誤魔化せ。

◆◇◆

04/12/09(木) 21:41:57

おかしな気候のせいで寒冷蕁麻疹を発症してしまった。

身体中痒いのもしんどいが、
皮膚だけじゃなく、実は内臓にも蕁麻疹はできる。
喉が塞がって呼吸困難に陥り、
ご飯もまともに食べられない。

原因は風邪と食中毒と疲労らしい。
(なんと曖昧な)

病院に行き、注射を打って貰うと、
針が腕に刺さった次の瞬間、僕は気絶していた。
意識が戻ったのは2時間後。


でも何故か治った。
健康って素晴らしい。

◆◇◆

04/12/06(月) 23:44:29

両手がほどよく塞がっている時、
とりあえず口で咥えて凌ぐ癖が僕にはある。

左手に鞄。右手に文庫本。口にしおり。
帰りの電車の窓ガラスに映ったそんな自分の姿を見て、
そのビミョーさ加減にとても切なくなった。

文庫本には、
紐がついているべきだと思う。

◆◇◆

04/12/05(日) 00:39:18

バイク屋さんに頼んでいた部品を取りに行く。

予報の通りなら、夕方には雨になる筈だ。
その前には引き上げる予定だったのだが、
マシントラブルで帰りが遅れてしまい、降られてしまった。

雨の中を走るのは久しぶりだ。
信号で停止すると、エンジンの熱気で水蒸気が立ち上がる。
なんだか刀号をいつもより力強く感じる。

家に着いたら、
錆びないようにウェスで車体の水分を拭き取らなきゃ。

走る前よりきれいになるよ。

◆◇◆

04/12/03(金) 22:47:13

お茶やコーヒーのおまけについてくる、
小さな人形やおもちゃ。


新しいのが出ると、職場のみんなが買ってくる。


飲みかけのペットボトルや間食用のお菓子なども積みあがって、
オフィスのデスクがだらしないことこの上ない。


「大変なことになっていますね」

「そうだね、このLANケーブルの束、何とかならないもんかね」



そこじゃないんだ。


◆◇◆

04/12/02(木) 22:59:45

あの手この手で送られてくるスパムメールとか、
おれおれ詐欺とか、ほんとうに良く考えるものだと感心する。

その知恵が建設的で正しい方向に使われれば、
犯罪なんて犯す必要ないのに。
まともにやっても、きっと、成功するだろう。
世の中も少しは良くなる筈だ。

凡人なりに僕はそう思う。

何かと人任せで、
夢も想像力もない、
凡人ゆえの発想かもしれない。

悪のない人間は刺激がなくてつまらないと言われる。

僕が善って訳ではまるでないけれど。

◆◇◆

04/12/01(水) 23:52:41

職場近くのビルにある扉が気になっている。

「日本発明家協会」

世を拗ねた暗いオーラを発散している。

そこにどんな人種が屯しているのか、
いろいろと妄想してしまう。

少し怖い。

でも少し惹かれてる。
◆◇◆

04/11/30(火) 22:16:18

オフィスにて。


「ねえ、確定申告って詳しい?」

「まかせてよ。かなり詳しいよ。何度も何度も書き直させられたから」

「帰社して総務に聞きます」


失礼なひとだ。


◆◇◆

04/11/20(土) 10:50:08

いきなり夏休みをくれたり、
ここ二、三日は「とっとと帰れ」と言われたり。

なんなんだと思ったら、
どうもクライアントが労働監査局に目をつけられたらしい。
半年早く目をつけてくれていれば、
もっとたくさん走りに行けたのにな…。

なんて呑気なことを考えている。

◆◇◆

04/11/14(日) 23:25:14

地震や台風で被害を受けた土地に、
有名な中古バイクの買取屋が大挙して押し寄せたらしい。

水没したバイクや、倒れて傷ついたバイクを安価で買い上げるために。

愛車の泥を懸命に落としているオーナーに近づいて、

「良ければ無料で引き取りますよ」

にこやかにそんなことを言うらしい。

商魂たくましいといえばそれまでだけれど、
そのせちがらさに哀しくなってしまう。

地方の人たちはモノを大切にし、
細く長く愉しむ傾向が強く、
そういった連中を、
余計なお世話だどっか行けと怒鳴りつけて、
片端から追い返しているとも聞く。

頑張れ。バイク乗りたち。
天災なんかに負けるな。

◆◇◆

04/11/06(土) 20:30:25

クライアント都合で唐突に夏休みを取れることになった。

Summer Holiday in November

決まったのは木曜日の夜10時頃だったが、
翌朝には、伊豆方面へ一泊ツーリングに出かけていた。

しょっちゅう走っている伊豆だけれど、
下のほうに降りたことは殆どないし、日帰りだと帰りの体力を心配して、
「あっちの方にも行きたいのに…」
と逸る気持ちを抑えてしまう。
一度、腰を据えて(?)、じっくりと走りこんでみたかった。

椿ライン、ターンパイク、伊豆スカ、石廊崎、
マーガレットライン、仁科峠、西伊豆スカイライン、山伏峠、
箱根峠そしてまた伊豆スカ。

伊豆スカ何往復したか憶えていない。
刀でワインディングをこんなに一生懸命走ったのは、
初めてなんじゃないかな。

とても充実した夏休みだったよ。

◆◇◆

04/10/25(日) 21:25:30

SRX乗りのミーティングに行って来た。

今回はヤマハの開発グループの北田氏や、
1JK(初期型SRX)のデザイナーである一条氏がゲスト。

わがままいっぱいのユーザーたちは、
お二方を深夜まで部屋に拉致して、親睦を強制してしまう。
本当に気のど…
いや、ありがとうございました。

–––

ところでSRX乗りのごく一部に、
かなり激しい走りをされる方がいる。


「なんでああいう走りができるんだろうね。
ブラインドコーナーの向こうが見えているみたいな」


嘆息と共にこんな意見が出る。


「センスももちろんだけど、
経験値って言うか、積み上げた“場数”ってのも、あると思うんです。
同じギャップに乗って振られても、
初めての時と経験済みの場合じゃびびり方が違うから」


すかさず、一条氏、突っ込む。


「“ばかず”って、馬鹿の複数系じゃないよね?」


BAKA's


踏んだBAKA'sが違う。
BAKA'sを重ねた兵たちには、Break on Troughが待っている。
向こう側に突き抜けろ。

BAKA'sが漢を成長させる。

◆◇◆

04/10/10(日) 22:30:30

一ヶ月ぶりくらいに刀に乗った。

バッテリーが弱っていて、始動時に少々むずがったけれど、
大人しく走っているうちに油温も上昇して、少しづつ調子が出てくる。

時速100kmでゆったり流していると、刀はとても心地良さげ。
おまえも走りたかったんだな。
放っておいてごめんよ。

クルマの間を縫って、
前方が開けたところで一瞬だけワイドオープン。

空気がどろりとした質感に変わり、僕の頭の中は真っ白になる。

今でも、走り出すと、どきどきする。

夢中になれる。

僕にとって、やっぱり刀は特別な存在なのだ。

◆◇◆

04/09/26(日) 21:01:01

昨晩、仕事で帰りが遅くなったので、
めずらしくタクシーを使用した。

柔らかいシートにもたれて、
(タクシーのシートは何故あんなに座り心地が良いのだろう)
半分眠った状態で、気が付いたら家に着いている…、
という目論見だったのだが。


運転手が走り屋だった。


交差点を曲がる度に、きゅるきゅるとタイアを鳴らし、
短い直線ではアクセルをめいっぱい踏み込む。


ばふぉー。

やめてえぇ。


スリルと興奮をたっぷり味わって、
3割増の夜間運賃を払いました。

◆◇◆

04/09/20(月) 20:53:46

映画は1人で観るに限ると思っている。
昔、こんなことがあった。


「信じられない。あのシーンでにやけているなんて」


当時の彼女が、ある(しょうむない)恋愛映画を観た後で僕を非難した。

鑑賞中の人の表情を伺うなんて、
マナー違反ではないかと僕は思ったけれど、
気が昂ぶっていた様だったので、
僕だって感動していなかったわけじゃないと答えた。

彼女は鼻白んだ眼差しで不貞腐れて、
その日は口をきいてくれなかった。

女の子ってやつは、噂話や物語には過剰なまでに感情移入する癖に、
現実の人間に対して、何故あんなにドライになれるんだろう。
生きている人間の方が大事じゃないか。
僕も若かったから、そーゆー態度なら勝手にしろと、
無視を決め込むことにした。

劇中、彼女が泣いていることに、僕は気づいていた。

こんな(つまらない)映画で泣くなんてかわいいなと思って、
頬が緩んでしまった。

でも、そんなことはとても言えない。

先にマナー違反をしていたのは僕だ。


◆◇◆

04/09/05(日) 14:50:53

プロバイダのHPサービス容量が、
これまでの25MBから100MBに拡張された。

この頃は、容量オーバーに気を使って更新していたので結構嬉しい。

いい機会だから、
昔のコンテンツの再UPでもしてみようかなと、
改めて読み直してみた。


(黙読中)


痛い。


閉鎖したくなってきた。

◆◇◆

04/09/02(木) 00:31:14

帰りが遅くなった夜。
電車ががらがらで、車内は僕一人の貸切り状態。


とってもいい感じだ。

–––

通路の端から端をいっぱいに使って、
ビジネスバッグでカーリング。

吊り輪で懸垂。

扉の窓ガラスに向かって、「命」のポーズ。

音を立てておなら。

パーマン二号の物真似。

–––

してみたい。でもしない。
誰も見ていない、誰も見てないよ。ららら♪
でもしない。


独りの時の僕が本当の僕。

◆◇◆

04/08/26(木) 01:10:22

意味もなく気が滅入ることがある。

自分の柔さに落ち込み、
自信を失って、誰にも会いたくないと感じる。
だけど、僕はそれをさほど悪いことだと考えてはいない。
これはトレーニングなのだ。

魂にだって超回復があるんだと信じている。
人間は、破壊と修復を繰り返して生きているのだから。

僕はタフになる。
これまでとは比べものにならないくらい。
そのためには充分な休息が必要だ。

充分な休息が、必要なんだ。

だから、暫くの間、
かなり怠けてもいいですか。

◆◇◆

04/08/24(火) 00:31:47

自宅から鎌倉まで、片道二時間かけて通勤している。

学生の頃は、長距離通勤のサラリーマンなんて、
馬鹿じゃないかと考えていた。
だって時間の無駄もはなはだしいじゃないか。

乗り換えは一度もないし、
品川を越えると電車ががらがらになるので、
意外にも、なかなか快適。
CDで音楽も聴けるし、好きな本を読む暇もある。

車窓から風景を眺める余裕もある。
ぬるいスピードに木々の緑とコンクリートの灰色が溶け合う。
ずっと見ていると、
目の焦点がだんだん合わなくなってくる。

読んでいた本を膝の上に置き、しばし思考を停止する。

こんな風に時間や経験や人や感情といった、
僕がしんどいと感じてしまういろいろをないまぜにしたものが、
ただ我慢してやりすごすだけの存在になってしまってから、
どのくらい経つんだろう。

ねえ、何もかもが速すぎるよ。
もう僕のことは放って、先に行っていてくれないか。



ふと、一陣の白い風。


新幹線だ、新幹線だ。
凄っげー。速っえー。
あっ、かばだ。
新しい新幹線は、かばみたいな顔をしている。




かつて電車少年だった僕のBenzedrine。

◆◇◆

04/08/15(日) 00:22:43

時だけが、濁流の様に流れていく。
当たり前だけど僕の都合なんておかまいなしに。

今朝、テレビを付けて驚いた。
オリンピックの開会式をやっていたからだ。
そんなのまだずっと先のことだと思っていた。

4年くらい先のことだと思っていたよ。

◆◇◆

04/08/08(日) 01:07:36

こんなささやかな無力感。

なりたくない自分と同化していく甘い焦燥と倦怠。
空想の世界は自由という傲慢な妄想。
住み慣れた孤独。

いつまでも続けばいいと密かに願っている。

今までだって何度も経験してきた。
だから大丈夫。

前向きに考える努力はしているから。

◆◇◆

04/08/06(木) 02:06:00

僕の思考はいつも、同じところに辿り着く。

他の奴らは上手くやっている。
おまえが見下して軽蔑しているような連中だって、
おまえよりずっと上手くやっている。

わかっている。
何をするべきかも、その方法も。
だけど、理解することと実行することは意味が違う。
頭で考えたことが全て実現可能なら、
誰も苦労なんてしない。

僕は途方に暮れている。
僕はいつまでも立ち竦んでいる。

行動していないのに、ぐったり疲れてしまう。
思考が巡るばかりで、前にも後ろにも進むことができない。
何も生み出すことができない。
そこにただ在るだけなのに、疲れてしまう。

自分に期待してがっかりするのはもう嫌なんだ。

嫌なんだ。

◆◇◆

04/07/28(水) 03:08:57

自殺について考える。

–––

生きることに意味があると思わない。
惜しくなるほど大した人生でもない。
たぶん、この先もずっと虚ろで退屈な時間が過ぎていくだけだ。
楽しいふりをして生きるのにはもう飽きた。
作り笑いをするのに疲れてしまった。
誰にも構って欲しくない。


電車がホームに滑り込むタイミングに合わせて、
ほんの一歩、足を踏み出せばいい。

簡単だ。

痛みなんて感じる間もなく、それで全部チャラになる。
後のことなんて知ったことか。

時々、あんな奴もいたと、
誰かの記憶の片隅を過ぎるだけの存在に僕はなる。
革靴の裏に張り付いたチューインガムの様に、
目を背けたい記憶のアイコン。

僕は誰からも忘れられてしまいたい。

そんなネガティブな思いに捕りつかれてしまった時、
実際に口に出してみることにしている。

言葉の軽さと、あまりに安っぽい自分自身の存在に、
焼ける様な羞恥心を感じる。

このままじゃだめだ。
せめて今よりもうすこしましな僕になりたい。
心置きなく死ぬために。

その想いが、生きるモチベーションになる。


即ち。


僕が生きているってことは、
僕が未だだめである証明なのであり、
生き続けることは、
この先も僕がだめであり続ける証であるのだ。


僕の思考はいつもなぜこうなる。

◆◆◆

2004/03/14

箱根に行ってきた。

峠を走るのは、11月以来。
毎年この時期は身体が走り方を忘れちゃってる。

もともと運動神経が鈍くて、
大して上手くも速くもない僕だから、
走りだしはライディングのリズムとか本当にちぐはぐ。

「うわ、俺、だせぇ」

自分でも、そう思いながら走っている。
はっきり言って今は誰とも一緒に走りたくない。

少しずつ感触を確かめながらペースを上げていくと、
やがて悪くない感じで走れるようになり、
満ち足りた気分で帰宅した。

今日のところは肩慣らしという感じかな。

いつまで肩慣らししているつもりなんだろう。

◆◆◆

2004/03/8

先週、知人からこんなMailが届いた。


> 使用しているPCに以下のファイルがないか
> 確認してください。

> c:\Windows\winlogon.exe

> もしあれば、ウィルスに感染しています。

ふむ。

早速、Cドライブに検索をかけてみると、
しっかりいるじゃないか。
ディレクトリに数個のwinlogon.exeが点在している。


Ctrl + A で全部選択して、Shift + Deleteで削除…と。



『致命的なファイルです。削除することはできません。』


!

一個だけ、どうしても消せない。
ウイルスの癖に生意気だ。
大体、いかにも元からありそうなファイル名になっているのも気に食わない。

夜も遅かったので、
週末にでも再度駆除を試みることにした。


その数日後。



>  winlogon.exe が有るからと言って、ウィルスに
>  感染しているとは限らないようです。


(汗)



> c:\Windows\System32 とc:\I386 フォルダにも同名のファイルが
> ありますが、これはウィルスではありません。慌てて削除することの
> ないようにご注意願います。



どうしよう。



>  因みに場所に関わらず、winlogon.exeがあったら削除しちゃう人って
>  居ますかね?弁解の意味ではなく、心配の意味でです。


(汗) (汗) (汗)


>  万が一やっちゃった人が居ると、面倒だろうなぁと思って。



言えない。とても言えない。



>  勿論、○○さんや××さんみたいに詳しい人はちゃんとチェックするでしょうしね。


(注)××さん ≒ 僕のこと。


詳しくない。詳しくなんかないよ。

改めてウイルス情報をちゃんと読んで、
regeditでレジストリを確認してみた。


○| ̄|_


感染していなかった。


ええ、愚かですとも。
今に始まったことじゃないさ。しくしく。

(※)補足:Win2000の場合、winlogn.exeはSP4のパッチを当てると復活する様です。

◆◆◆

2004/03/2

いきなり掲示板が閉鎖されたので、
びっくりした人もいると思う。ごめんね。

原因はスパムです。

せっかく来てくれた人につまらない書き込みを見て、
不愉快になって欲しくない。

怒る価値もない相手に気を病むのはばからしい。
見つける度に対応するのも煩わしいし、消耗するのはこちらだけ。
ざんねんだけれど、諦めることにした。



怒りは、もっと大切なことのためにとっておけ。


F・マコート著 『アンジェラの祈り』より


僕もそうすることにするよ。

◆◆◆

2004/02/17

日曜日に美容院へ行こうとしたら、
財布の中に二千円しかなかった。
わざわざ高い手数料払って銀行からお金を下ろすのも嫌だ。

どうしようか考えていたら、
郵便口座に幾らか入れたまま、
ずっと放ったらかしにしていることを思い出した。
郵便局なら日曜日でも手数料がかからない。

ATMに三千円と入力しようとして、
どうせまた忘れるんだから、全部下ろしちゃえと、

「3」→「7」→「千円」

という手順でボタンを操作したら、
千円札が37枚出てきた。


ワーオ。


銀行のATMは3万7千円に直してくれるのにな…。

◆◆◆

2004/02/11

刀号の部品をいろいろと注文した。

滑り始めたクラッチ板一式と、スプリングその他。
バイク屋共々、大した金額にはなるまいと高を括っていたら、

「値段が3倍近くしています\\\\ 唖然・・・」

という連絡が入った。


シャア専用ですか。


きっと紅く塗ってあるに違いない。
それもつやつやの漆仕上げだ。
大気圏だって突破できるすごい刀になるよ。


…などとボケてみてもしようがない。

スズキさん。
安価でよく走るバイクやクルマを作ってくれるスズキさん。
僕は貴方を信じていましたのに。

◆◆◆

2004/02/10

コンビニでお昼ご飯を買った。

僕がお金を置くと、
レジのおじさんが「うあっ」とうめいた。


どーん



makotoさんすごい。

makotoさんってばお金持ち。

makotoさん洒落ってものがわかってる。


一千万円の現金で支払いをする客は、なかなかいない。
つり銭の小銭が増えないように工夫しているあたりが粋だ。

◆◆◆

2004/02/04

4年前、叔母は道端で、
巣から落ちたひよどりの雛を見つけた。

このままでは死んでしまう。

そう思った叔母は、
とりあえずその雛を拾って持ち帰った。
雛鳥は外傷こそなかったものの、
尻尾の羽が千切れて、自然に還すのは無理そうだった。
餌付けできるかどうか分からないけれど、
かごの中に雛を入れ、水と餌を与えた。


数日後、軒先に置いていた鳥かごに親らしき鳥が近づいてきて、
中に木の実をぽとりと落としていった。


来る日も来る日も、
落ちた巣の雛が全て巣立ってしまってからも、
親鳥はかごの中の雛のために餌を獲ってきた。
訪問は4ヶ月ほども続いたと言う。


しかし雛鳥は、その木の実をけして口にすることはなかった。



すっかり人慣れしてしまった彼(彼女?)の好物は、
ポカリスエットとお汁粉缶だったのだ。



親の心、子知らずというありふれたお話。

◆◆◆

2004/01/20

ジョギングで膝を痛めた。

ウォーミングアップが充分じゃなかったのだ。
でもこう寒いと、ストレッチだけじゃ筋肉がほぐれない。
さっさと走り出したほうが身体が暖かくなる。
程なくして寒気で鼻と耳が痛くなって、次に膝がキた。

いずれにしても情けない話ではある。

仕方なく膝にサポーターを巻いたのだが、
フィット感がイマイチで、
歩いているとだんだんずり落ちてくる。

四ッ谷駅で階段を上りながら、
ズボンの下のサポーターのずれを直していると、
意図せず前を行く女子高生のスカートの中が見えた。



ぱんつ履いてない。




ぱんつ履いてないよ。
ぱんつ履いてないよ。
あの娘ぱんつ履いてないよ。


そんな話をみんなにしても誰も信じてくれないので、
明日またひとりであの娘を捜そうと思います。

◆◆◆

2004/01/15

お昼ごはんの後で、
やる気のなさに満ちたみじめな人生をしみじみ憂えていると、
三年前に辞めた会社の同僚からTELがかかってきた。

携帯電話を壊してアドレス帳がだめになってしまったので、
旧い連絡簿を調べ、かたっぱしからかけて確認しているらしい。
懐かしい声が聞けてなんだか嬉しかった。

彼は二輪の大型免許を取ったそうなので、
暖かくなったら何処かに行こうと約束した。
大人の約束だから、なんだかんだと流れてしまうかもしれない。

退社後も連絡してくれる友人なんて、そうはいない。
連絡がないのは、僕が自分の都合で会社を辞めちゃったからだ。

時が流れて疎遠になっても、
ちゃんとみんなどこかで頑張っている。

僕は微妙に敗北感を感じてしまう。


◆◆◆

2004/01/07

風邪ひいた。

だいぶ良くなったけれど、明日には治さないといけないので、
大人しく布団に包まっている。

鼻詰まりが酷くて、
ごみ箱にはうずたかくティッシュが積み上がってしまった。
それを見て、背筋にびりびりと電流が走る。


俺至上最大級のティッシュ消費量だ。
どこまで更新できるかが、今年最初の俺の挑戦だ。

どんなにだめな人間にも、必ず可能性が残されている。

たぶん。おそらく。

◆◆◆

2004/01/01


あけましておめでとうございます。


今年の抱負。


「過去のことは水に流す。自分のことも他人のことも」


ええとまあ、なんとなく心意気みたいなのは伝わるかと。

新しい年ですが、
張り切りすぎずに、気楽にいきましょう。
今年も宜しくお願いします。

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