2008年の
monologue

◆◇◆

08/12/22(月) 01:10:34

PCで年賀状を作成する。
表裏ぜんぶ印刷ってのもそっけないなと思って、
コメントを書くスペースを設けた。

かんじんのコメントを何も思いつかない。

なんとか少ない語彙から言葉を搾り出して、
数行のメッセージを書き付ける。


字が下手。
誤字豊富。
饒舌で言葉足らず。
右下がり。右寄り。がぶり寄り。もろ差し。俵寸前。
いとバランス悪し。



脳内の僕は現実の僕に幻滅し匙を投げる。



結局、前面写真を使って、
新年の文言だけの年賀状を造りなおす。


結果がすべてといえ、努力はしたと察して欲しい。

◆◇◆

08/12/22(月) 01:10:34

また職場にて。

---

うあー。雨かー。


傘、持って来てないんですか?


うん。


Yah○o!で天気予報見てみましょうね。
ええと、大丈夫です、23時半か0時過ぎには、
雨雲は首都圏を通過します。


そうか、なら安心だ。


そんな安心はいやだ。
そんな大丈夫は、いやだ。

◆◇◆

08/12/21(日) 23:25:10

不況が叫ばれている。

予告なしの人員削減で会社の同僚が何人か首を切られる。
僕自身だって、いつお祓い箱になるかわからない。

不安を口にしたところで、状況が変わる訳ではないし、
文句を言っている暇があったら、
今、自分にできることをきっちりとやろうと思う。

男に生まれたからには、戦い続けるんだ。

そう、だから暴力に訴えよう
戦うことができれば 勝つこともできる

Under The Stars/MONACO

かつてNewOrderのベーシスト、ピーター・フックはソロアルバムでこう歌った。


スピードが鍵だ。

足を使って動き回れ!
ジャブ。ボディ。左フック。
頭を振って相手の懐に飛び込みショートアッパーを放て。


自動水洗の男子用小便器。


赤外線に僕のパンチが反応しなければ、勝ち。
他人に発見されたら、敗け。


戦績:53戦49勝3敗36KO。

◆◇◆

08/10/29(水) 23:16:48

思うところあって、刀のマフラーをノーマルに戻した。
わざわざ某オークションで買ったのだ。


TechSerfuは良いマフラーだと思うけど、いささか煩さ過ぎる。


バイク屋のボスはちょっと寂しそう。


「ナンデ戻しちゃったんですか?」


「やっぱり朝とか、気を使うんですよ。
ちょっとくさくさする夜に、軽く流しに行くなんてこともできない。
もーいい歳なんだから、協調性も大事にしないと」


「大丈夫ですよ。もう何年乗ってるんですか?
どーせ近所のひとたちも、“アーまたあそこの馬鹿息子か”と思って諦めてます」


「そんなもんですか」


「そんなもんです」


彼は心のお医者さんだ。

◆◇◆

08/09/25(木) 20:55:47

同じプロジェクトで仕事してる協力会社の若い子たちが、
そそくさと定時で上がっていく。


「今日は何かあるの?」


「新人社員を中心に、≪我が社の今後≫とゆうテーマで打ち合わせがあるんです」


「なるほど。下克上の作戦会議って訳だ?」


「(汗)いえ、〇〇さん(彼の上司でプロジェクトの偉い人)の指示で…」


「なるほど。若い連中を特攻部隊にし立て、
自分は手を汚さずに会社を乗っ取ろうと。〇〇さん、腹黒いなあ」


「ははは(渇いた笑い)」


「極・悪だね♪」



〇〇さん、後ろで全部聞いていた。

◆◇◆

08/08/05(火) 00:32:51

オフィスの時計が夜の10時を回った。

クライアントさんが、
8時を過ぎると冷房を止めてしまうので、
オフィスはまるで蒸し風呂状態。

くそ。サーバーが熱暴走しても知らないぞ。


残業チームの不満が飽和点に達しつつあるそのとき、
斜向かいの男が、野太い声で唄いだした。



「ぽーにょ、ぽにょぽにょ。おんなの、こー♪」



「……………。」


「…て唄、何気にエロくね?」


「ああっ!」


「…ヱ、エロエロだあ!」


「お前ら、病んでるだろ(にやり)」


「病んでいるとも(にやり)」


不治の病さ。

◆◇◆

08/07/24(木) 07:06:34

歯の詰め物が取れてしまい、
仕事を早引けして帰る日の出来事。

---


僕:「歯医者行くんで、帰ります」

A:「私、虫歯ってなったことないから、歯医者って行ったことないんですよね」




一同:「え゛ー!?」




A:「だから歯医者の中がドーなってるのか知らないんですよ」


B:「歯科助手に可愛い女子が多いのも知らないの?」


C:「あれが可愛いのは、マスクで隠しているからだと思う」


D:「虫歯の菌が口のなかにないんだね。
虫歯は、親や恋人から感染するんだ(理系知識の強制的な披露)」


B:「じゃAくん、虫歯治療暦のある娘はお断り?」



A:「………(華麗にスルーして)。
治療費ってどのくらいかかるんですか?」



僕:「前回は3,210円でした。
よっちゃんイカなら100袋、うまい棒なら300本以上買えます。
高いですよね」



B:「うまい棒、場所によっては9円で買えるところもあるよ(ニヤリ)」


C:「原料費の高騰で前より短くなっちゃったんだよね(ニヤリ)」



---

こんな職場だから仕事が進まないんだってことは、
容易に想像できると思います。

◆◇◆

08/07/09(水) 00:33:41

ひどく寝苦しい夜だった。

風邪をひかないように、
エアコンのオフタイマーをセットおいたのが、
まんまと裏目に出た。
びっしょりと寝汗をかき、
明け方の3時半に目が覚める。


なんだか、尻が痒い。
うわ。汗疹ができているじゃないか。


たしか机の引き出しに、
去年、皮膚科で処方して貰った軟膏があった筈だ。
暗がりの中、手探りでそれを見つけ出し、
キャップを外して患部に塗った。


ふと、手が止まる。


嫌な予感に苛まれて、蛍光灯のスイッチを入れた。
灯りに目が慣れるのに数秒かかる。



おお。



アロンアルファと書いてある。




人差し指を尻に貼り付けたまま階段を降り、
Tシャツは脱げないから、下半身だけ裸になって、浴室に入る。
熱いシャワーをかけながら15分ほど揉み解し、
やっとのことで自由の身を手に入れる。



僕は自由の身を手に入れる。



近所の小学校に飼われた鶏がコケッコーと鳴く。
この救い難いやるせなさを適切に表現する言葉の持ち合わせが僕にはない。


◆◇◆

08/04/22(火) 00:02:28

人間ドックで再検査に引っかかった。
大腸癌の可能性があるそうだ。


癌か。


そんならそれでしようがない。
大げしい治療はしない。多少命が短くなってもいい。
ベッドに縛られたまま、クスリ漬けにされて、
だらだら生きながらえるのはごめんだ。
自由に身体が動くうちに、
好きなことを、できるだけたくさんしよう。

なるべく人に迷惑をかけないように、ひっそりと消えたい。
なかなかそう理想どおりにはいかないと思うけど。

---

早急に内視鏡検査を受けるようにと指示されたのだが、
これがどーゆうものかとゆうと、
下剤を2Lも飲み、お腹をすっかり空っぽにして、
麻酔を打った後で、
おしりからカメラを入れる。

検査中の映像は、患者もモニターで見ることができる。


「はいこれが直腸、これがS字結腸」


見せなくていいから。


「癌じゃありません」


「はい?」


「人間ドックで行う便潜血検査は、
便に血が入っているかどうかしか見ないんですよ。
だから、ほんの少しの血でも、反応しちゃうんです。
ちょっと、切れたんでしょう」



切れぢかよ orz




なんだこのギャップは。
なんなんだ。

◆◇◆

08/04/08(火) 22:04:39

夜中に、飼い犬にう○こをせがまれ、
疲れて眠い目をこすりながら、嫌々散歩に出た。

無事、用を足させて、家に帰ろうとすると、
角の排水溝の前で俯いている不振な男のシルエットを見つける。
なにやら、ズボンのポケットをまさぐっているような。
煙草を探しているというのでもなさそうだ。


………!



「をぃッ!そんなところで立ち○ョンするなあッ!!!」



男の行為の意味に気づいた僕は相手を怒鳴りつける。


「ひいっ!しびっ、しびばせっ△×●#%!」




慌てた男は、股間の一物をしまうことすら忘れて、駆け出した。

しかし、いかんせん酔っ払いである。
一度溢れ出してしまったものを止めることもできず、
四方八方に飛沫を撒き散らしながら。
ズボンをびしょびしょに濡らしながら。


結果として、辺りは酷いことになった。


残された沈黙の中で佇む、僕と犬。
僕は、自分の対処法が間違っていたことを知る。


こら犬。匂いを、嗅ぎに行かなくていい。

◆◇◆

08/04/04(金) 00:05:19


「知り合いに、刀のファイナルに乗っている人がいるんですよ」


「ふんふん」


「TMRにBITOのマフラーで…足回りは19インチのまま。
makotoさんの仕様に近いですね」


「ハンドリングとかどうでした?
僕は自分の刀しか乗ったことがないから、
基準がわかんないんですよね」


「やっぱり結構、似てましたよ。
フレームの剛性感はファイナルの方があるかな…」


「ほほーう(対抗心を燃やしているらしい)」


「この人なんですけれど」

赤いマフリャオ正義のしるし
↑趣味で中に入っているらしい


知性、勇気、逞しさ、ルックス、
こどもの人気、腕力、決断力、実行力、
情熱(Passion)そしてハート。


あらゆる面で勝ち目がない。
逃げるべ。

◆◇◆

08/03/20(木) 21:37:21

最近は「物を説明する力」が衰えた。

会話中に適切な言葉が瞬時に浮かばず、
すぐみっともなく口ごもってしまう。
人に何かを上手く伝えることができないというのは、
非常に大きなストレスだ。

問題が発生したとき、
まずネットで答えを捜してしまうのが原因かもしれない。

僕は仕事柄、一日の殆どの時間PCと向き合っている。


「知らないことは、検索して調べればいい」


その感覚が僕の脳みそを油断させる。
言うまでもないことだが、ネットでいつでも取り出せる情報は、
自分の頭の中にある知識じゃない。

記憶や思考といった、人として大切な行為が、
ないがしろになっているのだ。

例えば、僕はこの前、白バイにパクられてしまったのだが、
何処でやられたんだと聞かれて。


「あの辺にあるなんとかとかゆう交差点を左に折れて」

「ふんふん」

「しばらくぐにゃぐにゃが続いて、その先右に折れて」

「ふんふん」

「左に折れて、すぐ右に曲がって、もう少し行って」

「ふんふん」

「T字路にあたるので、左に行って、しばらくいったところ」

「わからんわ」


僕も、そう思う。


◆◇◆

08/02/24(日) 21:49:25

昨年のman3の動画DVD(The Simple氏撮影)を、
某氏に送る約束をしていたのだが、
僕のPCはCD-Rしか焼けないのだ。
DVDへのコピーは家族用のサブノートで行わなくてはならず、
面倒くさくて、後回しになっていて、そのまますっかり忘れていた。


約束したのは去年なのに、もうすぐ3月じゃないか。
ちゃちゃっと焼いて、せっせと梱包して…、


住所がわからない。
そうだ、メールで教えて貰ったはずだ。


検索キーワードは、


「えび」


Not found.


ネット上の交友関係は、往々にして、
親しくしている人のことをHN以外知らないという奇妙なケースが発生する。
だが、今回は僕が忘れているだけだ。
七色のHNを持つ氏の本名が、
僕の記憶からすっぽり抜け落ちている。


「石」


そこまでは思い出した。
しかし、5000通以上ある過去メールから、
一文字で検索するのか… orz


やがてどうにか該当のメールを探し当てることに成功。


こーゆうモノを送るときの礼儀として、
赤字で大きく「とってもHなDVD入り!」と書く。
後はポストに投函するだけだ。
僕はちょっとした仕事をやり遂げたという、
小さな達成感に酔う。


しかし、封筒には送信者として僕のプロパティも記されていることに気づく。


無益な時間を過ごしているうちに、
春の足音が聞こえてきた気がするよ。

◆◇◆

08/02/11(月) 22:44:57

我が刀号のフロントフォークは、
スライドメタルがいかれていることを指摘されて久しいのだが、
新品は一本5万円以上するので、とても手が出せない。


そこで、某オークションで、中古のフォークを安くGet。


届いたブツをチェックしたら、左右で動きがぜんぜん違うじゃないか。
ひょっとして、曲っている…?


Hu-tech N氏:「ANDFが中で固まってんじゃないですかね?」


早速ばらしてみる。

なんでこんなことに


をぉーーーぅう。
(テレビ通販の歓声風に)



もっとばらしてみる。

どうしてこんなことに




をぉおーーーーーーーーうう。
(テレビ通販の歓声風に)



真鍮ブラシで磨いて、潤滑剤吹いて、
ハンマーでこんこん叩いて、どうやら作動する様になりました。
インナーチューブはさすがに錆び々々だから、
今使ってるのと二個イチにすっかな…。

逆輸入仕様の刀乗りは、ANDFが固まってないか、チェックしようぜ。

◆◇◆

08/01/16(水) 01:04:34

ミニストップで買い物をしていたら、
商品カゴの底に、こんなメッセージを見つけた。

“レジ袋を使用されない場合、一円をキャッシュバックします”

たまたまデイバッグを持っていたので、
袋を使わない旨を店員に告げる。

「はい、一円のキャッシュバックですねっ!」

(元気よく応対されても恥ずかしいんだけどな)


てーん。ころころ。


僕の一円玉は、掌から転げ落ちて、
棚のスキマに入ってしまった。

エコに拒否された日。

◆◇◆

08/01/15(火) 01:04:07

神経が疲れていると眠ることができない。

目は冴えているのに、思考が停止している。
家に帰ると、メールとともだちのBBSをチェックし、
何か気の効いたコメントを考えているうちに、
時間だけが無駄に過ぎていく。
そんなウィークデイ。

なんだかとてもよくない。

こんな状況を克服するためには、
精神と身体の両方を鍛え直し、
自分が打たれ強くなることだ。


そう思いたって、年末休みは(僕なりに)気合を入れてジョギングに励んだ。
8日で約50km。大した距離じゃないけれど、(僕的には)悪くない。

今週末も、約10km。
慣れてきたのか、寒さもあまり感じなかったし、息も上がらない。
身体のキレもスピードも若いころのようにはいかないけれど、
なかなかいい気分ではある。


身体が疲れていると、すぐに眠くなってしまう。
やるべきことが残っていても、睡魔に襲われて寝てしまう。
本当に久々の、とても深い眠りだ。
寝るのて素晴らしい。


がんばったところで対外的には何も変わっていないんだよな。

◆◇◆

08/01/01(火) 01:15:30

あけましておめでとうございます。


The only limitation is in my mind.
(限界は自分の中にだけあるもの)


今年のマイテーマです。
僕の限界なんてしょぼいんだけどさ。
実際のところ。

昨年暮れにAmaz○nで買った本の序文にも、
近しい意味の言葉がありました。


Pain is inevitable.Suffering is optional.
(痛みは避けがたいが、苦しみはこちら次第)


良い言葉です。
要は「駄目だと思うまで駄目じゃないんだ」てことだよね。
すぐ苦しんで根を上げちゃうんだけどさ。
ここだけの話。


じゃ。ま、そんな感じで。

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