2019年11月3日 無事じゃないけど無事なの 編

Last Update: 2019/11/24

台風19号の影響で我らが西湘PAがMADMAX化してしまったため最寄りのコンビニで集合。
先着のオサーンたちが中華まんやらおにぎりやら購入してもりもり喰ってました。
営業妨害で怒られるかと思いましたが心配無用だった(笑)

旧真鶴道路で短めの峠道をコンプライアンスのつもりなペース(ここ重要)で楽しみます。
んがしかし、振り向けば後ろにはBSF氏しかいない。
遊んでいたワンコがふと我に返って素面になる的バイク乗りあるあるの場面。

路肩にバイクを停めて後続を待ちます。来ない。来ない…。
長年、マスツーリングの先導をしていると、「これはヤヴァい間だ」というのが分かります。
Uターンして様子を伺いに戻ると、ようやくSRXたちがやってきました。
「大丈夫だよ!」のジェスチャー付きで。

大丈夫じゃないじゃんw

ここ危ないかもと危惧していたで浮き砂に載って、URAZO氏がズサーされていましたw
幸い、ライダーはかすり傷でバイクも大きなダメージはない模様。寄ってたかって応急処置。

事故や転倒などのアクシデントを起こした場合、
こうしてレポでネットに晒されてしまうのがman3のルールです。
ひどいよね。いったい誰が決めたんだろう。僕だけど。

様子見で走り出して椿ラインの麓で小休止。
URAZO氏の調子を伺うと、ギアチェンジができないとのこと。
バックステップのSRXあるあるで、転ぶとステップのステーが車体の内側に入り込んで、
ベースプレートとシフトロッドが干渉してしまうんですね。

パワープレイで引き戻すのは無理そう。
「(シフトアームとピロボールの間に)ナットかカラー噛ませてオフセットしちゃえば」
…というわけでこんなんなりましてん。

コケる前よりシフトがスムースになったそうです。
うひょひょひょひょ〜の直後に、ふと思い出し泣きするのもバイク乗りあるある。

転倒後、なるはやで走って感覚を取り戻しておくのは、とても大事なことなんです。
時間が経つと、身体の痛みと傷ついたマシンの姿にこころが打ちのめされていく。
やらかした記憶が愉しかった想い出を凌駕してしまう。
そうして人知れず降りて行ったバイク乗りを過去にどれだけ見てきたことか。

台風後の自粛モードと周辺道路の通行止めの影響で大観山もバイクは少なめ。
伊豆スカイラインも通れないので、
今回のメインは8月の裏man3でも遊んだ芦ノ湖/箱根スカイラインです。
途中合流のryothzちゃんと、こっそりがっつり2往復。軽々ブッ千切られちゃったw

今回は遅刻しなかった遅刻先輩。
みんなが待ってる場所を通り過ぎることもなかった遅刻先輩。
思くそドヤ顔の遅刻先輩ことkamu氏。今回は僕らが遅れたんだよね。

午後も早い時間なのに、日が低くて秋の終わりを感じさせる。
11月だというのに、さほど寒さを感じることがなかったのはラッキーでしょう。

旧湯河原PAを新装してできた謎施設(と言っては失礼ですが)、
『バイカーズパラダイス』を冷やかしてきました。
入場料(施設維持費)の500円がちとお高い…という意見もありますけれど、
PA不毛の伊豆という地において、
バイク乗りという、ニッチで財布の紐が固く気難しい客層相手に勝負をかけてきた、
その漢気をリスペクトしたい。…とはいえサービス展開はまだ手探りのようで、
入場者もスタッフも若干どうしていいかわかんない感あるw

ずらり並んだ最新バイクたちは1時間3000円でレンタルできます。
なんと車両保険(立ちごけは除外)やガス代も込みの価格。
車種も豊富で、来年からは二輪メーカーも協賛に加わるらしいですよ。

個人的には、宿泊施設かキャンプ場があるとよいなー。
ちょっとしたミーティングにも使えるような。もちろんリーズナブルな価格で。

Introduceing!!!(紹介しよう)
Undisputed(議論の余地がない)genuine(正真正銘の) Hentai(変態)バイク。
≒(ニアリーイコールぅぅう)トム蔵氏号

FI、フライバイワイア(電子制御スロットル)、アップもダウンもOKのオートシフターと、
昭和のバイク乗りは説明を聞くだけでだいぶ付いていけなくなっちゃう。
ぶっちゃけ令和のバイク乗りだって殆ど理解できひんと思うけど。

試乗させていただくことができました。乗り味は実に素直です。
実走9万km超えのエンジンなのに淀みなくパワフルに吹け上がっていく。
ブレーキやサスのフィーリングも至って自然で、それでいてノーマルとは比べ物にならない。
よくできたチューンドは「うわこれすげえ!」という過度な演出なく、
全方位で上質さを伝えてくるものなのです。

試乗させていただいたのですから、試乗していただくのが礼儀というもの。
ぼろバイクで気が引けますが、そらいろ号は昨年新しいエンジンに積み換えたばかり。
CRφ33のセッティングもそこそこ出ている筈なので、
FIほどのフレキシビリティはないと思いますが、割と元気です。
「まこーとさんがどうしてああいう乗り方をしているのかわかった」
「わかられちゃった。いやん(/ω\)」
来年はもう少し元気なバイクにするつもりです。するかも。たぶん。

今回はここで自然解散。
9月、10月と大きな台風がふたつも本州を直撃して、一時はどうなることかと思いましたが、
みんなと楽しく走れて、無事、終わることができたのはよかった。
一部から無事じゃないという突込みが入りそうですが、
URAZO氏がコケちゃった後もありえんペースで走ってたからいいの。無事なの!w

ちょっと気が早いですが、2020年もよろしぅ!

 

2019年度のハバーナイスデイに戻る

home