カタナ月記

ホンダのコイルを付けてみた

Last Update: 2002/06/18

刀号のIGコイルが死んでしまった。
D○NAなどのアフターマーケット製に換装しようかと思ったけれど、
知人で壊した人を知っているので、信頼性に疑問。

付き合いのあるバイク屋、Hu-techの仁衡(にひら)さんに、
「GSX-R400のカラーを使えば、ホンダのコイルが流用できるよ。」と聞いたので、
その線でいくことにした。

ノーマルのIGコイルはコード一体型で、
僕が使っているノロジーなど社外製のプラグコードに換装する場合は、
旧いコードを途中で切って、ジョイントを介して繋ぐ。
しかし、ジョイントはどうしても抵抗になるから、
せっかく高価なプラグコードを使っても、その性能を生かすことができない。

ホンダ製コイルはIGコイルとコードが別になっていて、
ジョイントなしで高性能プラグコードを用いることができるのだ。
防水などについては一体型の方が優れている訳だから、
どちらが良いとは一概に言えないのだけれど。

ホンダ用のほうが少しでぶ。でも、もっとでぶいDY○Aは装着が難儀そうだ。

 上がGSX1100Sのノーマルコイル。

 下が今回用いるホンダ製。部品番号 30510-KT7-023。価格5,050円×2。抵抗値は3Ω。

 (※注)このページで記載している純正部品の価格は全て、'02年06月現在のもの。

造りが安っぽい。ナット側のねじ穴に溶接のはねが飛んでて、ねじがスムーズに回らなかった。スズキ用なので納得!?

 ノーマルコイルのピッチは90mm、ホンダ製は80mm。

 このオフセットカラーは、スズキGSX-R400H('90年型)用の純正部品で、ピッチを10mmずらすことができる。

 なんか純正部品ぽくないパーツだけど、スズキ用と聞いて納得!?

オフセットカラー取り付け時に、コイルの端を少し削る必要がある。

 仮組みするとこんな感じ。ねじは適当にその辺から捜してきた。

 カラーの部品番号は、オフセットしている方が、33416-32B00。価格330円×2。

 もう一方(円柱型)が、09180-06296。価格130円×2。

ビニールが反射して上手く撮れないよ。

 ホンダ用コイルを用いるためには、コードも注文しなくちゃいけない。

 部品番号30732-MY9-000。価格1,010円×4。

僕は面倒なのでコーキング処理を又の機会に見送ってしまった…。

 その理由がこれ。コイルにコードを固定するための部品(黒いの3点。)が単体で出ない。

 一番右のゴムは接着剤でくっつけられているので、ノーマルコードから剥がす時、切らない様に注意。

 取り付け時はこの順番で。シリコングリスを使用して防水対策を行っておくと良い。


取り付けは難しい作業じゃないので写真は割愛。
でも、配線の取り回しやフレームとの干渉には気をつける必要がある。
コイルは進行方向に向けてオフセットすると上手くいく。逆だとタンクが乗らなくなっちゃうのだ。

さて、作業にかかった時間は3H。

…手際悪すぎ。僕はバイク屋にはなれない。絶対。

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P.S:以前、ここで使ったコイルがヤマハR1にも使われているなどと書いていましたが、嘘です。
主にゼファーなど、カワサキ車で使われているそうです。(2002/08/01)

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