Last Update: 2007/12/18　First Update: 2007/12/15
	※たまには宣伝のつもりが、ID間違ってたよ…orz(2007/12/18)

電気屋ヒュウちゃん

我が刀号は、27年前の技術で20年前に造られた、旧〜い車両である。

配線の被覆を剥けば、現われる銅線は金色じゃなく黄土色だし、
シート下のギボシ端子は、暫く乗ると抵抗で熱を持ち、カバーが黒く焼けてしまう。
（そのため、過去に二度ほど、端子を付け直している。）
焦げるくらいならともかく、バイクが燃えてしまうのはちょっと嫌なので、
メインハーネスを新調することにした。

実は電気系の作業は、Hu-techの得意分野。
純正部品の供給が止まってしまった車両のメインハーネスも自作してしまうし、
旧車に使用出来るオリジナルのブレードタイプヒューズボックスは、某オークションの隠れた人気商品。
ステーターコイルの巻き直しまで請け負っているのだ。

興味のある人は、Yahoo! ID：hutech66で検索してみよう ＜ たまには宣伝（笑）

	フツーの街のバイク屋さんだから、整備はもちろん、スクーターや自転車のパンク修理までやる。 ただ、飛び込みのお客さんが入ってしまうと、いちいち作業が止まってしまうのが悩みのタネだ。 「お客さんがあまり来てない、朝イチがいいっすよ。」ってことで、午前9時頃にドックイン。 早速刀号をリフトアップして、作業を開始しまぅ。
	輸出仕様のハーネスはウインカーのオートキャンセル機構やら、 各国向けのポジションランプの配線やらが付いていて、かなり複雑。 使用しない無駄な配線を整理すれば、だいぶ簡略化できると思うけれど、それはちょっと面倒なのでパス。
	でも、せっかくの機会だから、ただ交換するだけじゃなく、何か一捻り加えたい。 素直に作業すればいいのに、こーゆう性格だから、いつも要らぬトラブルを呼ぶことになるのだが…。 今回はプロが見方についているから、堂々と斜め上を突き進むよ＜（￣＾￣）＞ …とゆう訳で、何故ジェネレーターカバーが開いてます。
	「ステーターコイルからの配線を、太くてフレッシュなヤツに交換しましょう。」 「それって、効きます？」 「もちろん！電気の発生元の配線ですからね。」
	見るからにぶっとくなったステーターの配線。 経年劣化でカチカチに固まってしまった、STDの配線が隣に横たわる。
	フレームの後ろの方から、旧い配線と新しい配線を丁寧に入れ替えていく。 僕の刀号のスイッチは、右側をOW-01に、左側をゼファーのそれに換えている。 フィッティングをしてくれたのは仁衡氏なので、何色のコードが何色に繋がっているか、 尤も把握しているのもまた仁衡氏（の筈）だ。たぶん。
	お昼ご飯を挟んで、賞味3時間ほどで作業完了。 20年間、文句も言わず健気に働いてくれたメインハーネスよ、お疲れさん。

旧車の電装を新品にすると、
見違えるほど走りが良くなるってのは知識としては知っていたが、もちろん、実践は初めて。
予想通り、刀号も例外じゃなかった。

エンジンの回転はよりスムーズになったし、
ハーフスロットルからぐいっと開けた時の加速の力強さなんて、割と感動もの。
ウインカーも、気のせいか以前より明るく点滅しているような気がする。
工賃込みで4万強かかるけど、けして高くはないと思う。

ちゃんとしたSTDの状態に戻っただけだから、すぐに慣れちゃうと思うけど、自己満足度はとても高い。
なにより、もう走行中にバイクが燃える心配をしなくていいのである。じいん。

こうなると、ウ○タニの高性能イグニッション・コイルなんかも試してみたくなるなー。

んが、カスタム以前に、刀号にはどーにかしなきゃいけないところが山ほどある。


・振動で回転計の針が折れたスピードメーター
・スライドメタルがご臨終できこきこうるさいフロントフォーク
・ボディのヘタりで、ときどき張り付くFCR
・ヘッドカバーからのオイル漏れ
・そろそろ換え時、ステムベアリング
・そろそろ換え時、チェーンとスプロケ
・そろそろ換え時、ブレーキパッド
・もうすぐ換え時、バッテリー

…orz


全部やると軽く40まんえんオーバーコースなんだけど。
どーするつもりなんですかね。makotoさんてば。

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