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Hu-techにキャブを持ち込んで、ばらし始める。(僕の刀号のキャブは、FCRの37φ。)
キャブの長期保存の際、ガソリンを抜いておくだけでは実は不十分。
場所に拠ってはガソリン溜まりができて、そこだけが腐ることも充分に考えられるから。
そこで、ジェット類にCRCなどの浸透潤滑油を吹き込んでおくと良いと思う。
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で、それでOKかと思っていたら、FCRの場合、別に注意するべき点があるそうだ。
赤い矢印の部分にあるフロートバルブシート。放っておくと、この奥にあるOリングが固着してしまうとのこと。
真鍮製のデリケートなパーツなので、外す時は慎重に…。
(これが結構固く嵌っているんだ。僕はラジオペンチで外したので、ちょっと傷つけてしまった。)
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問題のOリング。
ガソリンが乾いてできた滓みたいなものが、ちょっと付いている。
洗浄すれば使えなくもなさそうだったけれど、仁衡さんに新品を用意して貰ったので潔く交換。
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ウォッシャーを借りて、キャブを丸洗いする。逆さにして洗っている点がポイント。
トップカバーを外して逆さに洗油(ガソリン)を吹き込めば、ボディに溜まったダストは洗油と共に下に落ちていく。
FCRのスライドベアリングは樹脂製だから、普通のキャブクリーナーだと部品が溶けちゃうことがあるそうです。
掃除が終ったら、稼動部に軽く潤滑油を吹いておく。
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自宅に帰って、キャブを取り付ける。
インシュレーターを新品にしたので、シリコンオイルを塗ってもスピゴットの嵌め込みが結構きつかった。
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2、3回軽くアクセルを煽って加速ポンプを働かせ、燃焼室のガスを濃い状態にしておいてから、セルを回転す。
少しはむずがるかと思ったがあっけなく始動。んぼぼぼぼぼぼぼぼ…。
エンジンからの異音は…、まあ、以前よりは静か。こんなもんでしょ。
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フラッシングを行なう。新しいオイルを入れてエンジンを暖めたら、軽く10km程走ってそれを抜く。
MOTUL 300V 4T Competition 15W-50 を、たった10kmで交換…!
なんかすごくもったいない気がするが、出てきたオイルはしっかり汚れていて、
廃油を受けるバットの底には、スラッジがそこはかとなく沈んでいる。オイルパンまで剥ぐっても、尚…。
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そんな訳で、エンジン半ばらし記はとりあえず完結。
久しぶりに乗ってみると、刀はやっぱり重くて、うるさくて、止まらない。
ブランクが長かったせいもあり、初めてビッグバイクに跨るかの様におっかなびっくりで走っています。
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