カタナ月記

刀号の冬支度

Last Update: 2004/01/07

もう一月になるのに冬支度もないもんだ。

昨年の暮れは忙しくて、
とてもじゃないけれどバイクに乗るような精神的余裕がなく、諦めてバッテリーまで外しちゃっていたんだけど、
正月にのんびりしていたらうずうずしてきて、やや遅き感のある冬対策を行なった。

冬走るのは嫌いじゃない。
空気も澄んでいるし、心がぴんと張り詰めた感じになるのがいい。
それに、エンジンパワーも冬の方がぐっと上がる。パワーチェックその2参照)
走った後には、冷え切った身体に熱いコーヒーか、あたたかい温泉。
完璧な防寒装備に身を包み、「寒くても平気さっ!」と調子こくのも粋だ。

ただ、何しろ僕はこの季節によく転ぶのである。
過去に「つるー、がしゃーん。」を二回もやっていて、
ちょっと精神的外傷になっているので、
近頃はとても大人しくなった。

多少走りがヘタレでもいいじゃん。『無事、これ名人』を目指すよ。

今時、段ボールやガムテープで対策する人はあまりいないよね。(僕はやっていたけれど。)

 13段のオイルクーラーは、夏は良くても冬はオーバークール気味。

 パンチング穴の開いたアルミプレートを被せて、走行風を心持ちカットする。

 深夜の首都高を走って75〜78℃前後で安定していたから、効果は充分。以前は70℃に届かなかった。

 オイルが最も良い仕事をするのは、80℃前後で、70〜110℃なら適温の範囲。(たしかそうだった様に思う。)

アルミプレートは東急ハンズで購入し、カットして貰った。2000円ぐらいだったかなあ。高かったよ。

 プレートの裏側には、滑り止めのゴム板。

 これがないと、振動でずるずるとプレートが動いて、しまいには落っことしてしまう。

 いずれもDIYで売っています。

『PS:1 1/8、AS:2、SJ:50、JN:OCFMN-5、MJ:158』 …と、書いてある。どーでもいいけれど。

 キャブのセッティングも冬仕様。(JNを一ランク細くして濃い目に。)

 しなくてもアフターファイアが少し煩いくらいで大きな問題はないが、どうせならベストの状態で走りたい。

 僕は忘れないように、セッティングをキャッチタンクに書き込んでいる。

 そして、安心して忘れる。

最近、クラッチが滑り出して来た気がする…。

 厚手のウインターグローブを使うので、クラッチレバーを近めにセット。

 位置を5段階に調整できるレバーホルダは、カワサキ車の純正流用。

 レバーの支点の違いからか、クラッチの切れも良くなる。お奨めです。

 メッキ仕上げのレバーはゼファー用。黒レバーが好みなら、ZZ-R400用をチョイスすればOK。

キュウ車のブレーキは、APさんだ。他の選択肢はありえない。

 ブレーキレバーも近くに調整する。

 僕の刀号のマスターシリンダはAP製。キャリパーはノーマルだから、宝の持ち腐れという噂もあり。

 このマスタ、レバーを近くに調整すると、レバー比が変わって効きが向上する仕組み。

 でも、近くし過ぎると遊びが大きくなってしまうので、タッチの好みで普段は少し遠めにしている。


バイク雑誌のメンテ記事に拠れば、冬はタイアの空気圧を夏より少し上げて走ると良いらしい。
その方が、タイアが温まり易いからだ。
でも、僕にはその違いがよく分からないので、通年、F2.2kg、R:2.4kg。
1100刀の規定空気圧はF:2.0kg、R:2.25kgで、高速運転&二人乗りの時はそれぞれプラス0.25kgだから、
その間を取っているって訳。

ミシュラン・マカダムを履いていた頃は、気温が低いと温まるまでするする滑りっぱなしで怖かったけれど、
現在履いているBT-45Vは、走り出しからグリップが安定していて素晴らしいです。
ミシュランも好きなんだけれどね。

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