Last Update: 2003/03/25
馬力の向上が目的でOHした訳じゃない。 それに、基本的にばらして組上げただけだから、 絶対的な出力が上がる要素もあまりない。(もともと不調だった訳じゃないのだ。) だけど、走ってみればエンジンは以前よりスムーズだし、高回転もぐっとパワフルに感じる。 実際のところ、OHの効果は数字としてどのくらい出ているんだろう。 やっぱり気になる…。 だから、エンジンが完成してある程度慣らしが済んだら、 是非、以前の状態と比較してみたかった。 そんな訳で、馬力測定 パート2です。 (※)パート1は、こちら。
刀号の馬力測定は、計四回目。 すっかり(?)というほどでもないけれど、ちょっとした常連ではある。 依頼したのは、今回も、Blue Lightning Racing。 ダイノマシンによる馬力測定は一回5千円。けして安くはないけれど、 今回もまた、好奇心が財布の紐を断ち切った。 測定は二回行って、良い方のデータをプリントしてくれるよ。 さて、気になる結果は…。
もちろん青が今回で、赤が前回のグラフである。 ほぼ全域で以前のパワーカーブを上回っている。 3,000rpm以下がちょっと落ちているのは、 ダイノマシン上でスロットルを開け初めるタイミングの違い。 実測でMAX107.4PSの5PSアップ、トルクもピークで10kgを超えた。 鈴木さん:「実測はね、出ているよ。でも、前回は夏の暑い日に測定しているからね。」 僕:「?」 鈴木さん:「大気圧や気温、湿度などを、前回と同じ条件と仮定して算出した修正データが、これ。」
…………殆んど変わってない。 というか、下のほう落ちてるじゃん。 でも、ピークは変わっていないので、この微妙なパワーカーブの変化は、 冬向けにセッティングを少し変更していたキャブの影響によるものではないだろうか。 それにしても…、 と肩を落として帰る途中、エンジンから不気味な共振音、続いて回転のばらつき…。 信号を待っていると、とうとう3気筒になってしまった。 すわトラブルかと思いきや、 エキパイのフランジを止めるボルトが緩んで、排気漏れしていたことが発覚。 これか原因は。 もう一度測定すれば、数馬力UPは間違いない…。(と思う。)
Special THANKS Blue Lightning Racing