そらいろつうしん Last Update:2003/01/20


『花咲かG』でパーツの錆び落とし

実は、SRXに引き続き、刀のタンクも錆びさせてしまって、
「二度とやりたくない」と言っていたのに、しぶしぶと錆び取り作業を行なった。

その時使ったのが、『花咲かG タンク・クリーナー』(定価 \5,000)というケミカル。
雑誌広告でもよく見る有名な製品だと思う。
花咲かG。
容器に貼られたラベルにはこんな説明が書かれている。

   (1)タンク内の錆びを取り、新たな錆びの発生を抑える。
   (2)成分が中性で、塗装、ゴム、パッキンに優しい。
   (3)使い捨てではなく、繰り返し使用可能。(ただし、少しづつ処理能力は低下する。)

使用時は60〜80度前後のお湯で、原液を10倍前後に薄める。
22Lも入る刀のタンクを処理するために作った希釈液は、約10L。
再利用可能とは言っても、この量だと全部保管するのは難しい。

保管しきれない分を捨てるのも勿体ないし、
そらいろ号のパーツで(3)の効果を試してみることにした。

これが、結構良かったんですよ。

普通の人にとっては粗大ゴミ?

 そらいろ号から取り外した、ちょっと錆びの酷い部品たち。

 左右のステップ、サイドカバーの取り付けボルト、マフラーカバー。

特に汚れは落としてません

 ステップのアップ。真っ赤です。

 これはこれで、旧いバイクっぽい侘びがあって良いのだけれど。

 …良くないか。

錆びとは言え、18年間育ってきたと思うと感動的ですらある。…ないか。

 マフラーカバーの裏側も、真っ赤に錆びている。

 別に見えるところじゃないんだけれど、なんだかねえ。

 まあ実験みたいなものだし、ついでにこいつも処理してみようと思った次第。

をお、キレイじゃん。真面目にちょっと感動した。

 パーツをまとめてバケツに放り込み、20時間ほど『花咲かG』に漬け置きしてから引き上げてみた。

 希釈は10倍で、刀号のタンクの錆びを処理した後の、いわば、「出がらし」を使用している訳だけど、

 見事に錆びが落ちています。

手触りが、「ざらざら」⇒「さらさら」に。

 大きすぎて、バケツからはみ出してしまったマフラーカバー。

 しかし、却って効果が分かり易いのではないでしょうか?

中性なので、ラバーの部分があっても平気。

 再びステップのアップ。二枚目の画像と比べてみてください。

 『花咲かG』は、処理後、表面の錆びの発生を抑える働きもあるそうだけど、

 塗装が剥がれている部分には、タッチアップペイントを施した方が良さそう。

新品みたいっすよ。

 ヘキサゴンボルトは、六角穴の中が錆びるんだよね。

 1JKのオーナーなら、サイドカバーを留めるメッキボルトの穴が赤く錆びて気になった経験がある筈。

 (※)モノサスのSRXは、錆びに強いステンボルトに変更されていたと思う。

チタン製の様な質感(うそ)

 ひっくり返して、もう一晩漬け置きしたマフラーカバー。

 錆び取り後の表面はマットな地肌になる。防錆剤を吹いておいた方が良さそうだけど、

 表面処理の効果がどの程度のものか確かめるため、このまま車両に組み付けることにした。

 正直に言えば、防錆スプレーのストックがなかっただけ。

親子みたい。

 という訳で、なかなかの優れものケミカル『花咲かG』でした。

 中性だからゴムや塗装にも優しいし、取り扱いも安易。これで価格がもっと安ければ言うことはありません。

 ちなみに、左の4L入りポリタンクには残りの「出がらし」が入っている。いろいろ使えそうだ。


…どうでもいいけれど、この頃僕、レストアチックな作業ばかりしていないか?


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