Last Update: 2016/06/14   First Update: 2015/01/24

続々・刀号のバンク角対策(サイレンサー編)

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バンク角対策パート3。今回はサイレンサー編。

パート1:サイレンサー&カットカバー編
パート2:カットカバーカット増し々々編

集合管付けた刀でサーキットを走ると、バンク角不足でサイレンサーの角が削れてしまう。
単純にバンク角だけなら、ノーマル管のほうがむしろ深いような気がする。

フレームぶった切ってアップマフラーにするのが究極だけど、
予算の問題もあって、そこまではできないし、したくない。
ノーマルの最大バンク角てのは「このバイクではその辺で抑えときなさいよ」というメーカーの良心だと思うんだ。
ほんとうの限界はずっと先にあるにしても、マージンとしてとっておきたい気持ちがある。
ホイール換装してハイグリップラヂアル履くならともかく、
僕のは19インチのツーリングバイアスだからね。
(そして、僕レベルが愉しんで走るなら必要にして充分な性能を、今どきのツーリングタイアは持っている)

そうは言っても、削れて穴開いてがんがん排気漏れしているマフラーを放置するわけにいかない。
車検のとき、いぢわるな検査官が突っ込み入れてくるに決まってる。

先ずは手っ取り早く、クルマ用のFRP補修キットを使って穴に蓋をしてみました。



革つなぎのバンクセンサーみたいでしょw

外見的にちょっと楽しくて、割と気に入っていたのだけれど、
滑りが良すぎてガリッともジャリッともならないため、接地感が少々掴みづらい。
結果、擦っていることに気づかず、更に倒し込んでしまう…。

また、ごらんのとおり、ポリエステル樹脂の粘着力に頼っているだけなので…。


僅か500kmほどで、熱と排圧に敗けて、剥がれてしまいましたorz
こんくらい予想しとけよーて感じですよね。すみません。

でも、試してみないとわからないし、上手くいけばお手軽じゃんかさ。


先の失敗を受けて、日本人の得意分野「カイゼン」を試みたのがこのバージョン。
樹脂の上からドリルで穴を開け、リベットで固定しました。
これなら落ちることはない。削れて穴が開いたら、上から樹脂を盛ってやればいいわけだ。

画像はだいぶ削れて、穴が開く寸前です。
Mk.II乗りのブッチーさんに言わせると、削れた状態の方が(ハッタリが効いて)カコイイらしいw


んで、実際に削って穴開けて、樹脂を盛ったまでがこの状態。

FRP補修て、ここからが結構たいへんなんです。
前のバージョンまでは、鑢とペーパーで表面を滑らかにして、耐熱ブラックを吹いて仕上げていたんだけれど、
そこまでやったら貴重な休みを半日潰しちゃう…。


「どーせすぐ削れっちゃうんだから、穴が塞がってりゃいいや」


性格が、出ましたw


すると、某SNSでこの画像を見た旧い知人からこんなメッセージが。


「見ていられないから、うちに送りなさい。気が変わらないうちに早く!」


その方こそ、知るひとぞ知る愛知のFRP職人。THE SIMPLE氏だったのでしたw

こんなおんぼろマフラーを預けるのは失礼にあたらないだろうか。
突然の申し出に狼狽しつつも、プロの手練に対する好奇心を抑えることはできなかった。
及び腰でサイレンサーを送り、待つこと一週間…。

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Special THANKS:THE SIMPLE    

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